ブルームーン男爵

ARGYLLE/アーガイルのブルームーン男爵のレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.8
スパイアクションのコメディ映画。

前半はよくある展開といえば、よくある展開で、こんなもんかと思っていたが、後半からの話の二転三転が面白い。

特にアジトでの煙幕の中での戦闘やら床が滑るシーンでのアクションはマジで傑作。声出して笑った。本作の監督と同じ監督の「キングスマン」は、シリアスタッチにしようとした感もあり、スパイ映画とコメディ映画のどっちのテンションで観ればいいか分からなかったが、本作はコメディに振り切っててメチャ面白い。それにしてもこの監督、可愛い動物を活躍させるのが好きですね。

主人公エリー役がややぽっちゃり気味ですが、劇中でのブランクを感じさせるためでしょう。市井で生活してるのにモデル体型じゃ、リアルじゃないですもんね。そのほかのシーンでもいえるが、全体的にキメ過ぎないのが、またそれも風情。

本作のタイトルがなんでアーガイルなのかと思っていたが、ちゃんと理由は劇中で明かされている。ちなみに、もともとアーガイル柄は、スコットランドのアーガイル地方の氏族が使用していた柄だから、アーガイル柄というらしい。

ストーリーも分かりやすいのでおすすめ。ただカッコいいスパイ映画だと思って観ると面食らうと思う。