カミワザ

ARGYLLE/アーガイルのカミワザのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
3.6
マシュー・ヴォーンらしい痛快なスパイアクション。

凄腕エージェントアーガイルが世界中を飛び回り、謎のスパイ組織の正体に迫る物語なのですが・・・

あれっ?でもなんだか変。
実は、アーガイルの活躍は作家のエリーが執筆している物語の中でのお話というストーリー。
そのエリーは物語のアイデアに行き詰まり、列車の旅に出たところ、何者かに命を狙われる。

この一風変わった展開が面白いのですが、更に捻りが加えられていて「そう来るか!」といった覆しを何度も見せてくる。

そこまではほんと楽しいのに、肝心のアクションでも変化球に拘る奇妙な演出が・・・終盤(2シーン)のアクションは「何を見せられているんだ?」と引いてしまった。
ただ、前半のエージェントアーガイルが幻影として登場するアクションは面白く、挿入されている70'sディスコナンバーにノリノリ♪
更に本作の超ゴキゲンな主題歌「Electric Energy」もお気に入りで、本作のサントラが欲しくなる程。

素材と役者、そして音楽はめちゃくちゃ良いだけに、アクションは欲張らず普通に派手で迫力ある演出してくれたらめっちゃ面白かったのに・・・と、私のツボを外された印象でした。

あと、アクション中、右へ左へと振り回されるニャンコの行方にハラハラてしまった。
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