ヘビメタおやじ

ミラベルと魔法だらけの家のヘビメタおやじのネタバレレビュー・内容・結末

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2200本目。出だしは期待させるものがありました。南米コロンビアが舞台で、主人公も白人美女ではないので、新たな視点のディズニー世界かと思いました。しかし、家族の中でひとり魔法を授からなかったミラベルが主人公ですが、その屈折、コンプレックスがあまり伝わってきません。よい子過ぎる気がします。持たざる子が家族への愛情で、魔法家族の絆を取り戻す話でした。結局、舞台は変われど、アメリカ=ディズニーの浅い家族第一主義映画で、広がりがなかったです。もっとミラベルの魅力が描かれれば納得もできたと思いますが、最後はみんなに魔法が戻ってハッピーエンドでした。魔法を失っても、家族が共にいる幸せが残ったほうが、テーマにふさわしかった気がしました。映像、特に色彩の美しさはさすがです。