娯楽の極み

バトル・ロワイアル 特別篇の娯楽の極みのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

懐かしい。ただ懐かしくて、古臭い(褒めてる)。Amazonプライムに登場してたので懐かしさで鑑賞。

BR法なる、中学生を対象とした殺し合いゲームの開催を国が先導して行う。対象はクラス単位で選ばれ、完全にランダム。もちろん担任などに事前通知はなく、主人公(藤原竜也)が所属するクラスの担任は抵抗の末、殺された。主人公たちの運命やいかに…的なあらすじ。

主人公の支援役として川田(山本太郎)、ゲームをかき回す狂気の担当で桐山(安藤政信)が好演してる。今や議員さんで色々な発言が物議をかもすことも多いが、僕は俳優としての山本太郎が結構好き。

終盤の桐山が、ある出来事により視力を失いながらも楽しそうにマシンガンを乱射してるあたりに、いい感じの狂気性がある。序盤からガシガシ殺しまくるジョーカー的存在ではあるし。

弱い主人公が弱いまま終わる、目線が合わせやすい映画。自分が同じ状況に置かれたらどうするか、絶対に一度は考えるはず。ただ、どこまでいっても救いがない。