数ヶ月前から福山雅治さんのラジオ番組を度々聞くようになり、番組内でも何度も話題に上がっていたので気になって鑑賞。
同シリーズは、テレビドラマと容疑者Xの献身だけは視聴済み。
まずキャストが豪華で、それぞれの演技に見応えがあった。
特に村上淳さん演じる蓮沼は、シンプルな横暴さや悪役感ではなく、「うわぁ…こいつ、、、」と思ういやぁな感じが上手い。偶然にも、今作鑑賞前日にNHKの星新一作品ドラマ化シリーズで村上さんが主役のものを観ていたのだけれど、そのときは優しさをもったキャラクターだったので、そこから蓮沼への温度差がすごくて勝手に衝撃を受けていた。
映画全体のストーリーについては、正直そこまで驚きや感動はなかったのだけれど、れでもキャラクター一人一人の心情描写や、それらを経てされた選択の数々に苦しい気持ちになった。
それから、主題歌の「ヒトツボシ」も結構好きになり何度も聴いている。
メロディやサウンド的な良さもあるが、歌詞についても、誰の視点を描いたものなのか、そもそも複数人の立場の言葉では？とかいろいろな捉え方ができるのが面白い。
キャストはもちろん、セットや音楽、撮り方など様々な面において、しっかりと力(予算)を入れて作っている作品ぽいので、観て後悔する感じはないかな。
