「猿の惑星」シリーズは第一作目しかきちんと見たことがないです。
あの映画ほど大オチを知らずに鑑賞することが大事な映画も他にないような気がします。
そして、この作品はあの大オチに繋がる始まりの物語です。
鑑賞後はまず間違いなく一作目を見たくなる作品と思うんですが、私が思ったのは、何も知らずに一作目を見といてよかった！でした。
だって、オチそのものなんだもの。この映画。（始まりだっていってんだからそりゃそうだろう）
まぁ、あれだけの名作ですから、もうあのオチを知らないって人はそんないないとは思うんですが、それでもやっぱり知らないほうがいいとは思うなぁ。
とはいえ、これほどリアルに始まりの物語を描けるのは、一作目から時が経ち、映画のVFXが格段に進歩したからに他なりません。
そうじゃないと、この映画の怖さと人間のおろかさはきっと半減するはず。本当によくできてるなぁ。
シーザーの悲哀がとても伝わってきて、最初は純真な理由で始まった人間の思惑が人間の愚かさによって、いつかあの一作目につながるんだなぁって思わせてくれました。
次回作も楽しみです。
2014/04/04：DVD
