話題の作品をレイトショーで鑑賞。
マット・デイモン主演、リドリー・スコット監督作品。
中世フランス。騎士ジャン・ド・カルージュの妻マルグリットが、彼の旧友ル・グリに乱暴されたと訴える。しかしル・グリは無実を主張し、目撃者もいない。 真実の行方は、夫と被告による生死を賭けた“決闘裁判”に委ねられた。勝者は正義と栄光を手に入れ、敗者はたとえ決闘で命拾いしても罪人として死罪に。もしも夫が負ければ、マルグリットまでもが偽証の罪で火あぶりの刑を受ける。裁かれるべきは…？ 実話を基にした物語。
三者の視点で同じ出来事をそれぞれ描く。小説ではよくある手法だが、微妙な表情などで、当事者が実際にどう思っていたかをうまく表現している。
よくできているし、面白いのだけれど、
私には自己中心的で自信過剰な中年デブ役のマット・デイモンがどうしてもかっこよく見えてしまうし、
スマートで女性にモテモテのアダム・ドライバーがそう見えないし、受け付けられない。
チグハグ感がすごくて、いまいち入り込めなかった。面白いのに、キャストの好みで入り込めないなんてこともあるんだなぁと。チグハグ感をどうしてもぬぐえなかった…。
今作いちばんのキャストはジョディ・カマー！
最初こそそんなふうに見えなかったけど、物語が進むにつれてかわいく見えてくるし、存在感もすごい。
どっちなの！？と勘ぐらせるような表情で、この作品の良さが引きたってると思います。
彼女の真意ははっきりと明言はされないけれど、それもまた観客の心をくすぐるところなんだろうなぁと。
これが実話を基にした作品ってところもまた、よかったです。
