このレビューはネタバレを含みます
オアシスについては、そういう凄いバンドが昔あったらしいね知らないけど、という、思い入れのある人たちには絶対聞かれたくない立ち位置にいるので、これを機会に勉強半分で鑑賞。
そういう目的だったので、内容の大半がファンのドキュメンタリーであったことも、よくわからないが熱量のある人を見ているとなんかそれに興味がわいてきてしまう効果によって楽しく見ていられたけれど、もしこれが好きなアーティストのライブを記録した映画を見に行くつもりであったならちょっと納得いかないのだろうなあとも。インサイド・ヘッド前のドリカムのMVを見たときのあの感じというか。
作る側が意図したことかどうかはともかくとして、客席は真夏のような服装なのにステージ上は肌のあまり見えない冬服であるとか、1日目のあとのあの一面のゴミとかいった、ところどころに散りばめられた皮肉な対比も面白かったし、オアシスについてもちょっと後追いしてみようという気になれたので個人的には満足す。