Ryu

管理人のRyuのレビュー・感想・評価

管理人(2020年製作の映画)
3.6
ドイツ産の実話をもとにしたショートムービー🇩🇪
ナチス統治下のハンブルクの美術館でアニタ・レーという画家の作品が退廃的芸術として没収されようとしていた。管理人のヴィルヘルム・ヴェルナーは罰せられる危険もある中で作品を守ろうとする。

ナチスのユダヤ迫害は芸術にまで達していたんですね。作品のことを何もわかってない、わかろうともしてないくせに“ユダヤ”というところにだけ突っかかって何でもかんでも禁止にする。ホントに愚かですね。
芸術にはなんの罪もない。それを描いた画家にもなんの罪もない。それなのに、ここまで追い込まれて、自ら命を絶ってしまうなんて不憫すぎる。
こうして今もこの作品を見れるのはこの管理人のように作品を守ってくれた人がいるから。そんな人たちの信念や作品・画家への思いには感銘を受けました。
確かにこれは長編映画でも出来るテーマだと思います。
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