このレビューはネタバレを含みます
とても好きな作品だった！
現実の世界として知っている街にオーバーラップして存在している別世界の存在が詩的(？)なセリフでゆったりめに展開されていて、ミクロな視点での説明し過ぎない感情や出来事を語る言葉の数々に共感を覚えたり、感覚を疑似体験させられるところも多く、心地よく没入、魅入りっぱなしでした。
また一方で、マクロな時の流れを傍観する立場にも意識が自然と向き、2時間の中で色々な高さの視点を経験した気持ちになった！私はこの映画が映している時代と土地を経験として知らないので、この映画を通じて描かれる当時の時代の流れもの下での人々の生活を基本的に天使さんと同じ立場で観ていたと思う。
ダミエルが人間になった瞬間、(ダミエルと程度は全く違うけど)普段の生活でなんだかストレンジャーな時の居心地の悪さからそうじゃなくなった時のカタルシスみたいなのを思い出しました。作用に対して反作用を感じられる環境🤝めちゃくちゃ喜び倒しているダミエルをみてとても幸せな気持ちになった！
あとピーターフォークさんの正体を知ってしまった！笑
全体的に登場人物二人の間で交わされる会話が閉じた世界みたいでロマンティックさがあり、ずっと見ていたくなるやりとりが多発していた。たまにわけわからないなという顔した傍観者がみてたりするのもおかしくて可愛かった！
