「子ども×超能力×団地」の世界観。大友克洋からインスピレーションを受けていると小耳に挟み、書棚で日に焼けた「童夢」を読んでから映画館に向かう(なんと、童夢の内容はほとんど忘れていた…)。
子どもって本当に残虐な生き物。トンボの羽根を片方むしって飛ばせて周回させたり。ミミズにオシッコかけてチンチン腫らしてみたり(本当に?)。微妙な年頃の男女を捕まえて「おじさん」「おばさん」って言い放ったりしちゃう。
イーダが階の上からツバを垂らすシーンで監督は言うんだ。「お前らもコレぐらいやってただろう?」って。この残虐性は特別なものでは無い。だから身につまされる。だから怖い。
アイツらには「倫理観」ってものが欠けているから、止め方が分からない。暴力の発信が好奇心って言う理不尽。半ベソかきながら「えいっ」って感じで骨なんか折られてたまるかよ。
それにしても、あの猟奇映画「アングスト/不安」ですら犬だけは無事だったのに…。監督には猛省をお願いしたい😾