故郷の部族の古からの風習を調査するべく、生まれ故郷を訪れたクリスティーナ。しかし、突然拉致された先で拘束され、布袋を取られると怪しげな白塗りメイクのババアから「悪魔に憑かれている…」と言い出され…な話。
なんの前振りもなくいきなり拉致られたところから始まったり、かと思いきや牛乳責めにあったりと、序盤はB級の危険な匂いがプンプンしていたものの、ワンシチュエーションで割とカッチリ作ってあるシャーマニズム呪術系ホラー。
悪魔なんていないさ、と嘯く主人公ちゃんをわからせる為に無理矢理な儀式で悪魔を召喚したりするババアのやり方がキモカッコイイ。話の中で主人公の過去も解明されていったり、ラストも一捻りあったりしてホラーの基本を抑えているのはよかった。
『獣の棲む家(2020)』とか『スペル(2009)』あたりが好きな人には楽しめると思う。
