くまねこ

ナチス・バスターズのくまねこのレビュー・感想・評価

ナチス・バスターズ(2020年製作の映画)
3.5
「ナチス・バスターズ」(2020年、ロシア)グランドシネマサンシャイン池袋で鑑賞。

1941年、雪の廃村を舞台に、部隊からはぐれた5人のソ連兵とナチス独軍の攻防戦をマカロニウエスタン風味で描いた戦争アクション。

「赤い亡霊」と呼ばれたソ連の狙撃兵が最後まで正体不明で継承されるのが味わい深い。

ナチスドイツ軍の若くてイケメンのブラウン大尉役が印象的。風呂好きなキャラ設定なのが軍人として間抜けでエンタメ感あり。

大尉が子豚ちゃんをあれするシーンでの人物描写は最低で最高!
入浴中に全裸丸腰状態で銃撃され、あんな衣装で逃れてきたのも可笑しい。

派手な爆破、銃撃戦、丁寧な人物描写とアクション、エンニオ・モリコーネ風の大袈裟な劇伴も良い。

全体的にタランティーノっぽいという指摘は理解できるが全くの見当違いだと思う。

集客を狙った配給会社アルバトロスの邦題は最悪。(広告に金を使うよりもっとアタマを使った方がいい)原題の「レッド・ゴースト」の方が適切ではないだろうか。
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