ある男、観ました。
想像以上の筋立にかなり疲れました。人にも会社にも友達にもカッコよく言えばみんなルーツがある。
ルーツ？？？なんか妙にカッコ良すぎて味も深みも無い。
日本語で言えば、要するにあらゆる物事には根源とか由来がありそして人様には一様に故郷がありご先祖さまが居られる。先日鑑賞したばかりのペルシャン・レッスン…、とは、
文字通り毛色はだいぶ異るが、
本作の「ある男」も根幹にはなりすましがあり人種差別があり戸籍交換への仲介という複雑な犯罪が絡む。
私は安藤サクラ演じる里枝の夫でありこの夫婦にとり実の愛娘の父である、仮称Xだけは生かしてやりたかった。絶対に生かして欲しかった。
哀しくて哀しくて可哀相で可哀相で腹わたが煮えくり返る、そんな想いがした。そして本作は男性向き作品なのかもと感じる。だけど私はこういう作品は自分の眼力や能力をとっくに超越した作品であること承知の上で嫌いではない。
俳優陣の巧さには身も心も震える。
鑑賞に悔いはない。
だけどもう２度とは観たくない。
妻夫木扮する弁護士が最も危うい、
彼こそが真の闇を隠し持ってる人だと気づく。感じる。
そして彼はとても痛々しく切ない。
私自身意外な展開に大きく動揺し、
本作への良さと憤りとどうしよもない切なさと悲しみを纏って遅い帰路を急いだ。
そしてさすが妻役の真木よう子は
やはりこうでなくてはあかんか😊
あと、小籔さんが「豚まんはチルドでもウマイなあ✨❢」と言いつつ、
中身の具の豚肉食べんと白い皮の
とこだけ前歯で軽くしがむ…、
これではあかんよと言いたい。
あとは好演してたと思たけど、
このシーンだけ頂けないと感じた。
因みにmarucoは豚まんは、
１店だけ好きなお店がありますが…
小籔さんにはそこはあえて、
無理してでも本意ではない、
豚まん喰いを見せてほしかった。
役者としての本意気を見せて欲しかった。「生涯食さない！」とする豚まんを思いっきり美味しそうに頬張ってほしかった。
その時は拍手喝采したと思う。
否それどころではない、きっと泣いた🤧
マタアワセテクダサイ💐
