おさつ

ベルファストのおさつのレビュー・感想・評価

ベルファスト(2021年製作の映画)
2.7
自分は物心ついた時から都心で、コミュニティーから明確に分断された経験がない。

だからかお父さんの意見に納得してしまい、お母さんや主人公バディのベルファストへの愛着や葛藤は残念ながら共感できなかった。

なにかの覚悟を持って故郷を出た人たちには沁みる映画なのだろうなとは思う。
ラストのおばあちゃんの独白とかね。


ないものねだりかもだが、皆で街で歌い・踊り・声を掛け合う様、血縁同士の強い繋がりを羨ましく感じた。

バディの「フンン…」っていう息の抜ける声で拗ねる様がとてもかわいくて、庇護欲がかきたてられる。


p.s.感想の本筋ではないが、序盤でカトリックの慣習を「年に数回告白すれば無限に罪がおかせるチート懺悔システム」と言ってたのが知人のカトリック信者の発言そのままで笑った。
ガチカトリックに怒られるぞ。笑
おさつ

おさつ