『捨てるものはもうない。消すべき火はもう消えた』
FansVoiceさんのオンライン試写会にて鑑賞しました。
最近良くご招待頂いている。。。有難いです。。。。
『世界で一番美しい少年』という称号を受けた少年、ビョルンアンドレセンのドキュメンタリー映画。
『ベニスに死す』でのオーディション映像がツライです。傑作の裏には、搾取された幼い少年がいて、大人たちによってその少年の人生は狂わされたんだという事実が衝撃でした。
老年を迎えた今ですら、外見を消費され搾取され続けている彼の痛みは計り知れないなあと思います。私も俳優さんの容姿で一喜するタイプなので、消費する側のあり方も考えさせられます。
美しさの中に透ける残酷さに、終始胸がヒリヒリしました。