ちょっと思い出しただけ。
もうこのタイトル勝ちですよ。
時期的にも話的にも近かった「花束みたいな〜」と比較されがちなんだけど、あちらが2人の物語だとしたらこちらは表現が難しいけど2つ分の1人の物語という感じかな。
「あなたと過ごした時間」ではなくて「私が過ごした時間の中にいたあなた」なんだよね。
ニュアンスが伝わっているか分からないけど。
でもそのあなたにも人生があって、例え一瞬でもそれが交差する瞬間はとても尊いもの。
そして少しずつ積み上げてきたそれを「ちょっと思い出した時」に自分の人生の豊かさに気付けたりする。
この先もたまに見返したくなるであろう大事な一本になりました。