人体改造されたサメ男が研究所を抜け出し、キャンプ中の男女グループを襲撃してしまう。「怒ったら負け映画 by 中野ダンキチ」に属している、超低予算インディーズ作品。
結論から述べると、"予想通りのアレな作品"という印象。演者の大げさな芝居だとか、ブツ切りのカットワークだとか、「どうかご察しください」というムードに満ち足りている。何よりも、北欧初のサメ映画が"コレ"というのが、最高に面白い。
肝心のサメ男は、ぷるぷるのフカヒレ(というよりハンペン)をもつ着ぐるみ姿で登場。「何でもいいから面白いことやってやろうぜ!」精神に基づいており、(大雑把だけども)ちゃんとスプラッターが演出されている。
演者では、モンティ・パイソンのジョン・クリーズのような芸風で立ち回る、マッド・サイエンティストが好印象。そして、エンド・クレジットのメイキングに「Z級映画を嫌いになれない理由」が詰まっている。