肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

僕が愛したすべての君への肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)
4.2
親愛なる並行世界に掛けての自分のわがままに付き合ってくれたサブヒロインの君へ
この二作映画は愛を誓いあった1組の男女カップルのA/Bサイドの映画ではなく目的の方向を違えた男女の"エゴサイド"の映画である

ヒロイン塗りつぶしの「シン・ヒロイン」誕生の物語である

結末、というかヒロイン代わってんじゃねーかおいっ!?(笑)
とろくに予告もチラシ・サイトも見てない自分は思いましたよ。だから面白いですねw
こういう映画大好きですよ。簡単に説明すると"(並行)世界を股にかける"「別方向(片想い)ラブストーリー」です。
"単一的"「ボーイ・ミーツ・ガール」、カレカノ映画ではなく、"包容力のある"「パラレル・三角・ラブストーリー」…とも言い難いですよねw

この両作を観ると、主人公である暦ンが(ほんとクソ野郎だなw)と作を増すごとに印象が削られていくんですが、いわゆる『ギャルゲー(恋愛ゲーム)』に変換すると面白いんですよw

「並行世界」を行き来できる研究・科学で別√(別ヒロイン)を選択できる"主人公のハーレムストーリー"というのが今までの"一視点(男都合)"の「恋愛ゲーム」でした。
でもこの『僕愛』で示された世界観ってのが、「並行世界移行(パラレルシフト)」が"世界規模で認知された世界"で"主人公依存の技能ではない"。つまりは、主人公と共に研究する別サイドではあくまでも"サブヒロイン"的印象に留まっていた"彼女"までが「並行世界」自由に行けるんだからやることやるよね?ってお話。

そしてさらにざっくり言ってしまうと、ザブヒロインによる『ストーキング・追いかけっこ・ラブストーリー』と命名しよう!
と思えるほど二作合わせての描きたいことの"全容と深み"が知れたら、ただの好みな「SFラブストーリー」止まりな印象の『君愛』から評価は爆上がりです!
ずるいようですが、二作の加算合計点としか言いようがないですねw

そして『僕愛』だけに描かれる"和音との人生"のエピソードですが、これがMCU『ワンダビジョン』、『ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス』に描かれた「ワンダ(スカーレット・ウィッチ)」に酷く被るエピソードがあるので、まさに「マルチバース(並行世界)」の必定なんですよw

そこによる"感情移入"が彼女をハーレム・サバイバルをのし上がった「本ヒロイン」へと昇格させるのです。(闇堕ちしなくて良かったネ)