KUJIRA

ナイトティースのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ナイトティース(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンパイアと言う設定に弱い為、採点は参考にしないで欲しい。

乗せた客がヴァンパイアだったら。
想像力が刺激されるシチェーション。

思った程、密室劇では無かった。

街を仕切ってるヴァンパイアのボスが5人。ヴィクターってヤツがボス全員を一晩で抹殺して、街を支配しようと企む。
ヴィクターが序盤で、「中間管理職」とナメられてた。彼がボスの一角なのか、そうじゃ無いのか分からなかった。

ボス達を始末するのが、ゾーイとブレアの美女2人。
各アジトが、たった2人に壊滅させられる。
どう言うセキュリティ体制なのか。
余りにも脆弱な組織。
2人が、特別強い設定でも無い。
この辺りが、適当過ぎる。

更に、主人公の兄が属するヴァンパイアハンターの組織が絡んで来る。

各勢力の特色が出て無い上に、相乗効果も見られない。

では、何故楽しめたのか。

それはメイン3人のおかげ。

主役の男は、頼り無さの中に垣間見せる男気が魅力。感情移入出来るので、話に入り易かった。

何と言ってもブレア役のデビー ライアン。このキャラクターに惚れてまう。幼さを残しながらも、時折見せる妖艶さ。
相手を容赦無く殺す一方で、主人公には妙に肩入れして優しい一面を覗かせる。
喰われそうな恐怖と、手を出してはいけない相手へのトキメキ。ドキドキにドキドキ。
分かるよベニー君。

ゾーイ役のルーシー フライも堪らない。
完全にヤバいヤツ。もう危険しか感じない。
でも、何故か惹き付けるモノがある。
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