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聖闘士星矢 The Beginningの肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)
3.1
同日に日本原産外国映画2作が舞い降りて実写はわざわざ邦人を立ててくださっているのにそれを支えようとする
➖小宇宙(さだめ)➖を燃やしているか?
(知らんけど)
お金持ち両親の娘の親権や処遇のいざこざに巻き込まれるあはれな「正義」を植え込まれた子どもたち

この映画の見所は「聖闘士」じゃない、ハゲだ!
ハゲのガン=ボウ(棒)だ!!
そして、マリン師匠をどうデレさすか……だ!?

やっぱり言った通り、ジャンプの「修行回」は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に通ず

先にお断りしておきますが、原作『聖闘士星矢』シリーズがそもそもに知らないし、興味がなく漫画もアニメも一切見た覚えがない"非ファン"の"フラット"な立場から喋らせていただきます。
せめてNetflixCGアニメ版は要チェックでしたね…

おそらく歳上の中年という言うには若い席が近めのカップルか夫婦の、女性の方がタイムリーに楽しんだファンだったのか、上映終了後に軽い拍手と「素晴らしかった!もう一度見たい!制作してくれたことに感謝したい」との熱のある反応がありました。
小耳に挟んだ自分はニヒルに(フッ…)と笑いたい気にもなりましたが、気持ちが軽くなったのも事実。いいッスね、完成度に賛否あれどそんな"ぴゅあ"な無垢の純ファンの反応、素晴らしいと思います。偏見で映画を観ることはなく評価も変わらないけど、帰りの足取りが軽くなりました。ありがとう😉
(この場で乱用されている作り話ではなく、紛れもない事実です)

でだ、
こちらはゲーム原作じゃないのに、話始めが『モータルコンバット(2021)』と似てるのは笑えてきますよw
原作がどうだか知れませんが、その"因縁"と"キャスティング"が結局"道化"にしか過ぎないのに、めちゃくちゃありがちな"アメリカン・アクション"な導入が頂けないなと思ってしまいました…
それが今作は"ライバル"な構図として、終盤まで中心的に扱われるので、ちょっとゲンナリです…

ちょっと興行次第で続編制作を決めようとする"及び腰"が透けて見えて、続編に対する"ワクワク感"が維持できないのも大きな減点…
とりあえず「聖闘士」のイケメンパラダイスな世界各国の若手俳優を取り揃えて、クリフハンガー(次への期待)を仕掛けることからはじめましょ?(笑)

そして大注目となるファッション、特撮のユニフォーム感すらあるセイントの「聖衣(ユニフォーム)」。
第一段階でリアリスティックな"古代ローマの「剣闘士」"を意識したかのようなファッションで(ダサ…)って思ってしまったのも束の間、"完成形(覚醒)Ver."で更に(うぅ〜〜ダサぁ!!)となるとは予想外でした。
原作が超有名作なんで、作画もどうゆうユニフォームなのかもちゃんと知っている状態で臨みましたよ?でも実写でのコスプレがここまで"着せられている感"になるのか…と驚愕させられたのです…
むしろ目が慣れてきた第一段階の方がスタイリッシュに見えてきてしまうくらいカッコよくないなぁ…と思ってしまいました。
魔剣さんの頭のサイズ受注ミスした??ってくらいハマり切ってない気がするのも、ずっと気になって集中できなかった次第に…(笑)

まだまだツッコミ所、批判はありますが、肝心の主演:新田真剣佑さんはどうかというと…いいです。トップクラスのハリウッド俳優陣にも見劣りしない作品の"要"として魅力を引っ張っている感すらあります。むしろ、ヒロイン(マディソン・アイズマン『ジュマンジ』のジャック・ブラックの中の人)がビジュアル的に相応しくないのでないか…と錯覚するくらいにw
例えとして反感を買うかも知れませんが、清潔感や涼しげな感じが美男子を売りにしている"韓流俳優"っぽくていいですよね。
そして、なぜだか縁もゆかりもないはずですが「金城武」さんの面影があるような気になってくるんですよw
おかげで、ジャニーズじゃなくて良かったし、世界に出しても恥ずかしくない"若手インターナショナル俳優のホープ"に成り代わった実感はあります。
この芽、絶やしたくないなぁ〜〜〜(/ω・\)

と、アクションもやっぱりハリウッド『ドラゴンボール』が視界の隅に過ってくる感覚はあり、00年代のスローやカット切り替えまくりの、今のボリウッド・アクション感すらある"時代遅れ感"はありますが、"質"自体はバレエやカンフー、ジークンドーを意識した生身アクションの方が返って良かったので、複雑な気分ですw

だとしても、観客女性が言ったようにこれをスペシャルな技術で贅沢なエクスペリエンスを与えてくれるものを"作れない「原作国」"として、果たして「感謝」の気持ちはあるのか?とも常々感じさせるのです。
文化、価値観が違うだけに互換したものに双方の主義があるので満足したものは、「実写」だと限りなく難易度が高くなりますが、たった「今」"原作国ブーム"として3作が他国資本で作られているし、それを支える推し活ならぬ"原産国活"みたいなのが"次"を望むなら求められてるのではないかな?とも思います。