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聖闘士星矢 The Beginningのdenizのレビュー・感想・評価

聖闘士星矢 The Beginning(2023年製作の映画)
3.6
「邪念を払え。自分の中の小宇宙を感じろ」

恐る恐る感じて来ましたよ…
ハリウッド産の小宇宙を…!

ちなみに私はベットの下に漫画全巻安置、アニメ放送当時親にねだって黄金聖衣のフィギュアを必死に集めていたタイプの人間です。
思い入れの強い漫画の実写化には非常に足が重くなり、るろうに剣心の鑑賞には6年近くかかりました。笑
スラムダンクもまだ青春時代の思い出をそっと大事にしていたくて、ファーストの鑑賞に至れない…涙
なのにどうして『聖闘士星矢』は観ちゃったのか。

答え。

「怖いもの見たさが勝ったから」

そして結論。

「案外と良かった…!😳」

です!笑

あれです。
今作は"原作の設定と世界観を土台とした新作アクション映画"のタイプです。
登場人物で原作の造形を彷彿とさせるのは、マイロックさん(←映画イチかっこいい。原作での辰巳徳丸)と魔鈴さんのふたりくらい。
というかそもそも、原作の『聖闘士星矢』じゃなくてNetflix製作の聖闘士星矢、『Nights of the Zodiac(直訳:十二宮の騎士)』がベースなのでしょうか。

真剣佑氏はひたすら美しカッコよかった!
正直、我々がよく知るあの"ペガサス星矢"か?と問われれば大変答えに苦しみますが、でも主人公としての存在感は申し分なく、アクションのキレが半端ない。
冷静に考えて、ショーン・ビーンを背後に従えハリウッド映画で看板背負ってるなんて、改めてびっくりじゃないですか?
あと二の腕、ヤバい。ご馳走様です。

CG、とっても綺麗です。
アクションシーンもテンポよくて良い感じです。
ちょっとネタバレかもですが、写真では誰おまなアテナ(シエナ)も、ちゃんと城戸沙織を感じるようになります。
聖衣はかなりリアルに寄せた為、甲冑味が強いながら、確かにディティールをよく見ると原作モチーフが活かされていたり。
監督の原作に対するリスペクトと、長大な叙事詩を初見の方も楽しめるべき117分に集約する為の試行錯誤もそこそこ感じ取れた。
むしろ知らない方こそ親しみやすいのではとさえ思う…!
挿入歌として"あの曲"のアレンジも使われてた…らしい…!
私どうして気付かなかった…?!
あまりにも当たり前に聴いちゃっていたのか…?!
P!NKのテーマソングもめっさ良かった!
そもそも聖闘士星矢はキャラも聖衣も成長と進化が大前提なので、はじまりたる今が面白さのMAXではなく。
この後仲間が増え、黄金聖闘士たちが本格的に登場してからが盛り上がりどころ。
だからこそ!私は!ハリウッドクオリティでの十二宮編が!!観たーーーい!!!

ハイ、結語です!

ぜひ皆さま映画館へーーーーーー!!!
😭🙇‍♂️💦
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