2021年 51本目
女性版 総合格闘技 『ロッキー』という感じでしょうか。
監督、製作、主演、をするハル・ベリー。
相当な入れ込みを感じます。
かなり老けたなぁ~。
ここまで説得力がある役作りをする為の労力に感嘆します。
その成果もトレーニングシーンで十分出ていて、
その頑張りには心打たれる部分はあります。
が、面白さは中の上ぐらいにとどまってしまいます。
主人公、コーチ、喋らない息子にそれなりに感情移入が出来ても、です。
何故かな?
肝心な試合のシーンも、総合格闘技であんなにパンチを貰っていたら
とっくにTKOになっている処ですが、まぁ映画だと思って見ていても
余り盛り上がらなかった気がします。
『ロッキー1』のような負けても心が晴れていく感じはないですね。
音楽とかの問題かな?
ラストは小さな希望に心揺れますが。
二人の未来に輝かしさを感じ取れる事はなく。
これが今の現実のアメリカの姿なのでしょう。
まぁ、日本もそうなっているのかもしれませんが。