kuro

モスル~ある SWAT 部隊の戦い~のkuroのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

主人公はSWATにISISから助けてもらったとはいえ,任務の目的は教えてもらえず,スパイの疑いかけられてる居心地の悪い組織の新人として,ISIS掃討に従事する。
警官であって軍人ではない主人公が,成長というか敵を殺すことになれていく様や,仲間達の休憩中の行動が伏線としてつながっているところはうまい。新人の成長物語として,戦火で引き裂かれた家族の物語として非常にいい映画である。
そして任務の目的が明かされたときに,観客は主人公と同じ気持ちになるし,主人公の最後の一言の重さを感じることができる。
イラン軍人のイラク人への嫌みな態度や,捕虜が殺害された後でそれまでの諍いを押し込めて取引を行うところなど,一筋縄ではいかない連中だらけ。

ただ,戦争映画なのでISISとの戦いと休憩の連続なので,ストーリーの起伏にはかけるところがある。
私にとっては今年の洋画ベスト1。
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