かなり満足。ノーランの中ではトップ3に入るぐらい好き。
一旦内容は置いておくと、当たり前だけどノーラン映画撮るの上手ぁぁ!となりました。映像美も凄かった。何を思ったのか普通の劇場で観たので、あーここIMAXなら、きっともっと良かった!ってシーンが多数。もう一回IMAXで観ようかなぁ。
で肝心の内容なんだけど、やっぱり唯一の被爆国として色々思うところはある。この映画観終わって、何か最近観た『Winny』思い出したよ。あれって、ソフトを作ったこと自体が悪いのか?悪いのは悪用した側じゃないのか?って話だけど、その中で『ナイフによる殺人が起きると、ナイフを作った人も罰せられるのか?』って例えが出てきて。
オッペンハイマーも、私たちは原爆を作った人を恨むべきか?って議論はあって。でもWinnyソフトとか原爆って、使用用途が明確というか。それにしか使えないよね?ってモノを作って、「いやーそんな使い方されるとはー」とか「ホントに使われると思いませんでしたー」とは言えないよね、とも思った。
ただ、ノーラン的にはそこの議論をしてほしいがために撮った映画ではないって言ってたし、純粋に娯楽作品として楽しめたかと言うと……楽しめた!!!!!良い映画観たなーって気分になれた。
結構難しかったって感想を周りからよく聞くけど、そりゃ量子学とか専門的な所まで完璧に理解したかと言うと疑問符だけど、ストーリーで難解な部分はなかった。なんなら『テネット』の一兆倍分かりやすかった。
基本的に史実に基づいた映画って、あくまで史実に忠実であるがゆえに娯楽映画としては面白くないって感じることが個人的には多いけど(『アムステルダム』しかり)、いやーこれは観て良かったなぁ。