HARU

ノースマン 導かれし復讐者のHARUのレビュー・感想・評価

4.0
久々に全力の神話を観た〜!!!

北欧神話って、各地の神話と比べても圧倒的に攻撃的な神々が存在している世界なんだよね。
そしてこの映画はそういう神話がまだすぐそばに生きる時代。なんならいつか遠い未来では、神話に組み込まれることもあり得る時代。
厳しい自然の隣で生きる人々の眉間の皺だとか、低い気温にやられた蒼白な頬とか、そういうところに神話を感じた。
小さい頃に北欧神話とかケルトの伝説読みながら「どうしてこんなボロボロになっても戦うのをやめないの...」と思った記憶が蘇る。

ストーリーだけで言ったら特別面白いというわけではないけど、瞬き忘れて観入ってしまうし背筋がビリビリしたし鳥肌立ちまくった(つまり総合点的にはめちゃくちゃ面白いです)。

イーサン・ホークの雰囲気合いすぎで良かったし、ニコール・キッドマンは怖くて綺麗で大優勝。あの人本当にいつまでも美人だね。
とはいえあのキュートな少年が数年でアレクサンダー・スカルスガルドになるのは笑ってしまうじゃん!!
一瞬わかんなかったよ少年!!


余談。
これ公開日に行ったんだけど、すっごい寒い日だったので、劇場出てから「ん?続きですか?」ってなってた。北欧と東京の寒さを一緒にするな。
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