高校時代にジャズに魅了された宮本大は、テナーサックスを必死で練習し、世界一のジャズプレイヤーを夢見て上京する。凄腕ピアニストの雪祈と、高校の同級生でドラム初心者の玉田と3人でジャズバンドを結成し、日本の頂点であるSo Blueでの演奏を目指す。
ストーリーは割と王道で、ああこうなるだろうなっていう展開ではあった。10巻ある漫画をギュッと濃縮した映画だったからだとは思うけど、あれ誰だっけ？とか、あれ何だったんだろう？とかがあったので、漫画読んでない勢からすると、もう少し長くなってもいいから見てみたいエピソードはあった。ただこの2時間で、最後の演奏シーンにエモさを感じてしまう程度には入り込めてた。そしてとにかく泣け！と言わんばかりの音楽と映像のパワープレイに圧倒されて、もう泣いて感動するしかないパフォーマンス。あれは劇場で観る価値あり！
いかにもスポ根漫画に出てきそうな見た目の主人公。ルフィばりに夢を堂々と公言して自信もあって、時に厳しいことも言うけど常に真っ直ぐな大が、ちょっとマイナスな局面とかで何て言うかが個人的には見どころだったかな。
