やたら周りが見ていて、やたらみんな面白いと言う。「ブルー」がつく作品は良作ぞろいなのかな、と気になり鑑賞。
すごいのは「音楽に酔いしれる」という目に見えない感情を描く、演奏シーンの圧倒的な作画。
音楽を聴いた時に湧き上がる感動を、さまざまな色彩で表現し、余計な説明をするよりグッとくる。
そして、JASSの3人が選ぶ別れ。目指していた場所にたどり着き、ここからというときに選んだこの決断は、少々いきなり過ぎるかもしれないが、個人的にはグッと来た。
これは誰かを憎み、決別する別れではなく、相手を思いやり、敬い、愛した末の別れである。音楽や演劇、ダンスなどをチームでやったことのある人は分かるのではないだろうか。あの決断に至った3人が、実に愛しく感じられた。
