HAL

デューン 砂の惑星PART2のHALのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
4.3
一言で言うと、とんでもないスケールと迫力。
いったいどうやって撮影したんだろうという感じ。特に”砂虫サーフィン”または”砂虫ロデオ”はパンフによるとなんらかの仕掛けを使って実際に撮った映像らしい。その撮影にかかった日数はなんと44日!

パート1は単に導入だったというのがパート2を見て納得!しかもパート3に続きそうなラスト。ただ、導入の30分くらいはパート1を見ていても少しわかりにくい。まさに減点対象が導入の30分。
なので是非もんで2回見ないとわかりにくい。

オースティン・バトラーのヒールっぷりがすごい。今回名をあげた筆頭役者って感じ。とてもエルヴィス役者とは思えないヒールっぷり!
彼は何ヶ月も前からマーシャルアーツなどのトレーニングを1日3〜6時間近くこなしたそう。
ティモシーとも何ヶ月も前からアクション練習したそうでお互い実際に血まみれになったとか。役者も大変だ。

ところで、最後の戦いの時、ポールが胸に刺さったナイフを自分で取ってたけど、それって医学的にいうと完璧NG行為のはず。というツッコミシーンもあり。製作チームに医学の専門知識を持った人が居なかったのかな。

音楽は相変わらずのハンス・ジマー節でいいのだが少し飽きてきた。なぜならどっかで聞いたような音楽だから。

ラストは大楕円的で終わるがある”しこり”を残す終わり方。なので監督の頭の中ではパート3ありきの終わり方。あとは映画会社がGOサインを出すかどうからしい。

後半で未来のビジョンとしてアニャ・テーラー・ジョイがポールの妹役でチョイ役で出るがパート3で彼女を活躍させますよという監督の意思表示らしい。だから、ある意味パート3の製作は始まっていると思ってもいいのかも。是非もんで完成させてほしい。デューンを実写映画として完成できるのはドゥニ監督以外この世にいないのだから。

ちなみに今回のロケ場所はヨルダン、アブダビ、ハンガリー、イタリアなど。映画を見ながら世界旅行ができる楽しさ。

そもそもこの映画はIMAXで撮ってるのでIMAXで見るのが真っ当な楽しみ方みたい、という私はその後IMAXで再度鑑賞、やはり、この映画はIMAXで鑑賞すべし。
HAL

HAL