サンタ

デューン 砂の惑星PART2のサンタのレビュー・感想・評価

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)
5.0
「デューン 砂の惑星 PART2」
原題「Dune: Part Two」

“フレメンたちの砂の逆襲。“

約60年の時を経て、圧倒的な映像体験と共に蘇った砂の惑星、DUNE。
前作で2時間半かけて貯めた伏線を、思い残すことなく一気に回収しつつ、切ない恋の余韻もあり、次の続編の布石まで打ってある最上級のSF映画であると同時に、ドゥニ・ヴィルヌーヴさんの集大成とも言える作品でした。
これで更に続編の「砂漠の救世主」まで見据えているのだから、今後の展開が気になりますね✨
さて、詳しく感想を。
まず、オープニング。
ワーナー・ブラザースのロゴが出る前の押しつぶされるような圧迫感のある語りから、観客を映像の世界に引っ張っている感じがして、いよいよ映画が始まるんだなぁとワクワクしました😲
次に対立構造。
前作はアトレイデス家とハルコンネン家の様子が視覚的な演出で分けられていたのですが、今作も同じく砂の惑星(陽)とハルコンネン家(陰)と表現されていました。
特にハルコンネン家の次期公爵のフェイド=ラウサが登場して以降の歪な映像が怖かったです😱
更にそこに挟まれる、皇帝(コリノ家)の様子も明るいんだけど、少し怖い雰囲気で、皇帝を演じるクリストファー・ウォーケンさんの砂の惑星の惨状を何とも思っていない表情がまた良いんですよ。
「スター・ウォーズ」のパルパティーンを思い出させてくれる名演技でした。
そしてアクションシーン。
ここも今作の最大の見せ場である砂の惑星での戦いは激しく、観客を圧倒するのに対して、ハルコンネン家との戦いは静寂で美しい。ただ、敵があっという間に退場して、少し驚きました。
最後に、映像・音楽・演技・美術・編集など、全てにおいて映画史に刻まれるだろう今作「デューン 砂の惑星 PART2」
この衝撃は「ロード・オブ・ザ・リング」を見たときを思い出します。
砂の惑星は本当にあの場所が実在しているかのようなリアリティに、撮影監督のグレイグ・フレイザーさん、圧迫感のある音楽のハンス・ジマーさんなど、たくさんの人の技術が組み合わさって、最高の映像体験を観客に届けてくれた。
この映画は映画界のリーサン=アル=カイブとして語り継がれることになるだろう。
救世主となるポールは何処へ向かっていくのか。信仰することの恐怖とは。
ぜひ、映画館で確かめてみてください。
SF映画が好きな方や、「スター・ウォーズ」シリーズが好きな方、「風の谷のナウシカ」が好きな方はおすすめ‼️

〜あらすじ〜
砂の惑星アラキスで宇宙戦争が勃発。ハルコンネン家の陰謀により、アトレイデス家は全滅した。しかし、全てを失って王子ポールは生きていた。ついに復讐の火蓋が切られようとしている。運命の女性・砂漠の民チャニとポールの、全宇宙を巻き込む最終決戦が始まろうとしているが...。

2024-01 🏜

<ひとこと>
大学受験、無事に合格することができました。
ということで今日から久しぶりですが、Filmarksを復活しようと思います。
そろそろ新生活ということで、最初の方は忙しくなりますが、少しずつ投稿できたらいいなと思います。
ということで、僕も復活、映画館も前にコロナシネマワールドがあったところにイオンシネマができたので、そこで最初に見た映画を投稿しました✨
映画館のなかはスクリーンも大きくなってたし、座席も少し違ったりと、これからどんな映像体験ができるか楽しみです!
いいねもコメントも大歓迎です(笑)
今年も皆さんよろしくお願いします😎
サンタ

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