サンタ

バイオレント・ナイトのサンタのレビュー・感想・評価

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
3.9
<クリスマス映画その4>
「バイオレント・ナイト」
原題「Violent Night」

“遅すぎるクリスマスがやってきた。“

みなさん、メリークリスマス🎄
3月なのにと、みなさん。
さらに、うちの地元では2月ではなく、3月の公開となってしまいました😅
ですが、いいんです。
まだ雪は残っているし、サンタさん🎅だってプレゼントを贈るのが、遅れることだってあるんですよ。
だって、みなさんよく考えてみてください。冬の寒い夜。たった1日で子どものいる家にプレゼントを届けるんですよ。
トナカイ🦌だって調子があるし、よくやってるなと感心させられます。
しっかりと届けてくれたことに感謝を😉
ということで季節外れの鑑賞。
邦題だけ聞くと、残酷な映画のように感じる方も多いと思いますが、実際はサンタさんを使ったブラックコメディ作品となっていました。
家族たちのお金💰に対する執着や、サンタさんのやる気のなさ、言動など、どす黒さがたっぷり。
所々、笑える場面もあったり、そんなことしてもいいの?と思ってしまう場面もたくさんあって、よかったです。
サンタさんはどうやって戦うのか。
所持品は、『ほしいものリスト』と『無限に入るプレゼント袋』の2つだけ。
一様、煙突から入ることもできるのですが、どうやら今回はその魔法が使えない様子。
もうしっかりしてよと思っているうちに、いよいよ犯罪者たちの攻撃がはじまりますが、戦闘がとにかくダサい😂
制作会社が『87North Productions』なので、血だらけになって、ボロボロになりながら戦う姿は実質、サンタさんバージョンの『Mr.ノーバディ』といっても過言ではない(笑)
そして、急に魔法が使えたりとか、敵の犯罪者軍団もいい感じに緩くて、リビングでのんびりしてるし、この脚本がいい意味で雑な感じで、頭空っぽでも楽しめるところがよかったです🥊
でも、アクション映画でR15指定ということで、スプラッターのように血がぶしゃぶしゃ出るわけではないのですが、攻撃する描写は容赦がなく、ここ最近見た映画のなかではけっこうグロくて、目を背ける場面もありました😣
ただ、僕がグロいのが苦手なので、得意な人からすれば余裕なのかな?
あとは、下品たっぷりの発言や、子どもが人を殺す場面もあるので、こういう悪趣味な展開が苦手な方は注意が必要かな。
『ホーム・アローン』のケビンの罠(トラップ)は泥棒にいたずらするだけですが、今作は違って、似たような場面が登場するのですが、こっちは殺傷力抜群でびっくりしましたね😵
とはいえ、ただ笑って、殴ってではないのが今作の見どころ。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でもそうですが、こういった下品な作品?に、ひとつ“愛”が入るとより作品に魅力が増すような気がします。
しかも、今作は夫婦愛に、家族愛に、成長するに忘れてしまう純粋さ、ピュアな心を揺らす場面も出てきて、感情移入もしやすいんですよね。
クリスマスの魔法にかかれば、いくら暴力があろうとも、ゲロを吐こうとも、温まること間違いなし、ぜひ15歳以上の方は1回子ども時代を思い出して、サンタさんの活躍を見届けましょう。
はやくも、海外のヒットから続編が決定したみたいので、続報が楽しみですね✨
世界観が広がるみたいなので、どうなるのでしょうか。
サンタさんとブラックサンタとの衝突とか、トナカイが引っ張っていくそりでのカーチェイスではなく、“そり”チェイスとか見てみたいなと思います😎
クリスマス映画が好きな方や、『Mr.ノーバディ』が好きな方、おっさんが戦う映画が好きな方はおすすめ‼️

〜あらすじ〜
クリスマスイブ、サンタさんは子供たちにプレゼントを届けようと空を駆け回っていた。そのころ、ある豪邸で富豪一家がパーティーを楽しんでいるところへ、スクルージ率いる武装集団が金庫の3億ドルを狙って押し入り、一家を拘束する。一方、そんな事態とは知らずにこの豪邸に降り立ったサンタさんは、不運にも武装集団と鉢合わせしてしまうが...。

2023-12🎅
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