このレビューはネタバレを含みます
1作目を再鑑賞したときも思ったけどやっぱりDUNE良いな…うわぁ今新しい世界見てる！！っていう興奮が常にあってあの世界観を浴びていられる上映時間中ずっとにっこにこだった。
DUNEの世界は自分にとって新鮮に感じられるけど原作は60年代に発表されていて、なんなら自分がこれまで観てきたSF作品たちに影響を与えているような作品だから構造が歪だよな笑
166分もやってて全く心が離れなくてびっくり。ポップコーンが残るレベルで釘付けになった。前作が比べものにならないくらい今回話動きまくり進みまくりで満足感ありまくり。
主人公がフレメンで一人前になるまでの成長譚の楽しさよ。少しずつ輪に打ち解けていく温かさとそのコミュニティから学び力をつけていくこの右肩上がりの展開がワクワクしかない。しかもそれを鮮度抜群なSFで見られるからもう、、。いちいち主人公がすごいことやるたびに「救世主だ…」ってスティルガーが食らうの超良いよね大好き笑
話も砂虫も動き出して満足感に浸ってるところにくるオースティンバトラー。あそこの画面の色味も失せて空気感もピリッとするメリハリの効き具合半端ない。アトレイデス軍捕虜3人との緊張感マシマシの試合も最高。あんな端的にアイツのヤバさを説明して怖がらせられるの凄い。一瞬で心奪ってくる魅力的な悪役だったな…だった…。もっと見たかったな…。
戦争パート。それまで応援していたフレメンがあまりにもホームでの戦いに強すぎてこれから行われるのは一方的な惨殺さ状態でドン引きだった。砂虫の襲来とかコワすぎて最高だったね。複数の砂虫が姿を現した瞬間の絶望感がたまらなくてIMAXに大感謝した。
ただIMAXを今回久々に観て思ったけどあまりにもアトラクション度が高くて自分にとっては初見に向かないと思った。音とか大画面の迫力凄くて特に砂虫登場タイムは振動もズンズン響いて超楽しいけどそれ以外の時間も馬鹿でか画面だからふつーに見づらくてだるかった。初見フツーのシネスコサイズで観て「あのシーンをどうしても超大画面で観たい…」ってなったら行くくらいでいいかも俺は。
