肉浪費Xアカウント復旧無理ぽ

わたしたちの愛の距離の肉浪費Xアカウント復旧無理ぽのレビュー・感想・評価

わたしたちの愛の距離(2021年製作の映画)
3.5
インドの大谷選手とNetflix'sボリウッドではもはや顔馴染みのヒロイン(3作目)が紡ぐ、ジェンダーや風刺の複雑さを排除した正統派ラブロマンス

いきなりの親日ポイント(?)は日本のNetflix'sボリウッダーにはギフト?(笑)

ちょっとちょっと!マジで恋人兼夫婦になる男役のアビマニュ・ダサーニーさんメジャリーグで日本の大ヒーロー大谷翔平選手に似てない!?雰囲気がっ
当然顔はインドライズされた顔立ちですが、髪型、童顔、スラッとした細マッチョさ総合雰囲気が大谷選手見えて仕方なかったんですよねw(見たらわかる!…ハズ)
いやね、野球には微塵も興味ないので批判でもなんでもいくらでも勝手に受ける所存ですがw

と、お馴染みのレビュー前の脱線で始め、Netflix'sボリウッド映画を追っている極少数の稀有で変態の日本人の方々にはもう顔馴染みのヒロイン、サニャー・マルホートラ(『おかしな子』、『LUDO〜4つの物語〜』)さんなんですが…まず謝りたい!w
なんか彼女について失礼な事を出演作で言った気がするんですよね。ボリウッドヒロインではお決まりの"華のある"タイプの美人じゃない的なことをチョコチョコね…?(笑)
でも返ってそのタイプがインド社会風刺にメッセージ性を込めた"普遍性"をNetflix'sボリウッドを描く上では、やっぱり馴染み易いっていう不思議な"説得力"を産むんですよね。(失礼じゃないはずw)

そして今作はそんなマルホートラさんがとにかく"カワイイ"!
アクシデントが起きたお見合いながら夫に可能性を感じ見定め、ラブコールを送り、過去作とは違う様々な表情豊かな変化を見せた時には、彼女印象が一変しましたw

出演作『おかしな子』や『美に魅せられて』のような夫の二世帯以上の大家族の大屋敷に嫁いでいくという"テンプレート"かつ"問題提起"の土壌でもあるプラットフォームなんですが、今回もそこで"単身"で夫家庭に揉まれまくる夫との「遠距離恋愛」を描いたものです。
インドでは伝統家系には「お見合い結婚」が常態化しているので、愛を育む前に、段階を踏まずに遠距離恋愛状態になるのが日本ではあまりにも"馴染みのない風刺"なのかもしれませんね…

だから風刺や複雑さを排除したとは言っていますが、大テーマとしてのメッセージとして恋愛面が表に出ていて気づき難いものの、ぼちぼちと小さく"意識の変化"を謳ったかのようなエピソードはあります。
ヒロイン自体も嫁ぎ先の伝統ある"老害的意見"に牙を剥くかのような反論を言ってのけるので、おっとくる爽快感もありますし。

そしてなんだんかんだNetflix'sボリウッドとして当映画が1番"歌って踊る"「マサラムービー」に近い演出を体現できた気がするんですよね。
ただ見てるこちらも踊り出したくなるようなノリノリのタイプではなく、本当にハリウッドミュージカルタイプやMVのような歌を"表現としての演出"を行ってる感じで、撮影場所もカットも多く"堪能"するタイプじゃないのがちょっと心寂しい気も…
やっぱり自分が欲しがる"歌って踊る"パワフルさは制作費も製作期間も必要でNetflix下では難しいのかも…

遠距離だけに、世界的風刺である"会えない"カメラ通信と重なってるともいえる"コスプレプレイ"のドタバタ、めっちゃ笑わせてもらいましたよw
ここもマルホートラさんむっちゃカワイイw