soutaの映画まとめ

ウーマン・トーキング 私たちの選択のsoutaの映画まとめのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

【soutaの映画つぶやき No.1029】
"ウーマン・トーキング 私たちの選択"


ある閉鎖的な村で起きた、複数の女性が男に襲われる事件。女性たちは村を去るか残るか、"話し合い"が始まる。


"これはあなたが生まれる前の物語"。

この言葉から始まる今作。彼女たちの生活水準や服装からも、きっと第二次世界大戦後辺りの話なんだと疑わなかった。それは突然DAY DREAM BELIEVERが流れ、"2010年度"国勢調査として車が現れるまでは。。

え、、2010年??これはたった数十年前の話だったことにショックを受けた。別のどんでん返し映画のネタバレになってしまうのだが、"アンテベラム"で南北戦争時代の黒人奴隷かと思えば実は現代だったというに近しい感じ。でもそれは映画的面白さの衝撃ではなく、今作は勿論実話がベースということもある、テーマ性に対して真摯に向き合って描いていたと思う。

読み書きもできない、世界地図も知らない。何も知らない考えられなければ、まずもって村を出ようなんて思わない、思えなくされていたのだ。ただ村を出ていけば解決する問題ではない。これ以上性加害をする男性を生み出さないために、青年を正しい道に導かないといけないのか。子を守り、信仰し、考える権利を奪われていた女性たちが決断をする。

私は見た後に落ち込んだけど、これは未来に繋ぐバトンのように感じる。明るい未来が来ることを信じてる。。