ニクガタナさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ニクガタナ

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ドラゴンボール超 スーパーヒーロー(2022年製作の映画)

3.5

DB原作は全巻持ってるし、超のTVシリーズも劇場版も息子と追いかけて来たし、CGに関わる仕事柄もあり、劇場公開時気になってた作品。高2の息子と一緒に鑑賞。まず冒頭の作画アニメで振り返るRR軍との過去の>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.7

運命に抗え!
200体以上のスパイダーマンたちが登場するとんでもない情報量を詰め込んだ、CGだからできる手の込んだ変幻自在なアニメ表現に圧倒される。3DCGから魅力ある2Dルックのアニメ表現にまとめる
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.6

なんとなく観逃してた本作。「スパイダーバース」新作観て、トビー・マグワイアのピーター・パーカーのインサートもあったなぁと、観てみたらサム・ライ味の効いたマンガっぽいアングル、演出が光りやっぱり面白い。>>続きを読む

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっと話し合い続きで画は変わらずほぼ納屋の中。舞台の会話劇みたい。ちょっと眠たかった。サラ・ポーリー監督作は初めて。牛の鎮静剤を使って女性眠らせて集落中の女性達を組織的に軒並みレイプって、敬虔なクリス>>続きを読む

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

飛行機に乗り、タクシーに乗り、ノリノリの旦那と浮気未然の男の引くリキシャに乗る。
主人公の判断に乗れない乗り換えの話。
サラ・ポーリー監督作品連続鑑賞。
ロマンチックだが結構扇情的で女性向けのソフトエ
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アウェイ・フロム・ハー 君を想う(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

女優サラ・ポーリーの長編初監督作品。
施設のルールで30日間面会禁止、解禁後会いに行ったらそこにいたのは自分のことをすっかり忘れて他の男とイチャつくアルツハイマーの妻フィオナ。主人公グラントは若い頃は
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怪物(2023年製作の映画)

3.6

立場と見方を変えればみんな怪物。
脚本家が好きそうな、視点を変え、時系列を重ねて真相が見えてくる「羅生門」的構成は好き。劇中のいろんな噂の真相が明かされないのがミソ。親として、教師として、子として…な
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奇跡(2011年製作の映画)

3.7

男女児7人いざ熊本!叶って欲しい皆の願い。
これくらい穏やかなのが観やすい是枝監督作品。最近辛い作品も多くてねー。本作にも是枝組常連 樹木希林、阿部寛が出てたとは知らなんだ。毎度のことながらキャスティ
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.6

是枝監督がこれまで何度も描いてきた、家族の在り方を問う話。今作のテーマは生物学上の親子。産院での子の取り違えが生んだ、血の繋がりと心の繋がりの間で揺れる2家族それぞれの想い。辛そうで観るのを控えてたが>>続きを読む

銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ありがとがんした。
先進的な花巻のイクメン父による、手の掛かる跡取り息子 賢治の子育て奮闘記。「いのちの停車場」の出来が今ひとつだった成島監督に一寸心配していたが、直木賞受賞の原作は面白く、役所広司は
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百花(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

記憶をなくす母に向き合う息子、
閉ざしていた記憶が花開く。
本作が劇場長編初監督となる川村元気のプロデューサーとしての仕事には敬服している。彼自身による原作は未読。脚本も担当してるようだが、うーむ、ち
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わが母の記(2011年製作の映画)

3.6

どこで間違ったか、井上ひさし役に役所広司はカッコ良すぎだろうと思って観てたけど、正しくは井上靖の自伝的小説の映画化。昭和の人気作家の家庭模様がなんだか大変羨ましい。伊豆、沼津、軽井沢の風景が天気に恵ま>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.6

2118年設定。アニメは一通り観てるシリーズファンだが劇場版新作を作っていたとは知らず、フィルマで知って慌てて観に行く。劇場3連作SSのCACE.3「恩讐の彼方に_」とTV3期の間の話。事前情報全く入>>続きを読む

ベクシル 2077 日本鎖国(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ベクシル 秘められた日本を知る。
そりゃすげぇ!ってほどのハイテク駆使して完璧な鎖国を施し外から情勢を窺い知ることができなくなった2077年日本。見過ごせない国際協定違反を暴くべく日本に潜入する米国特
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APPLESEED アップルシード(2004年製作の映画)

3.4

2131年設定。人類への奉仕者として作られたクローン人間 バイオロイドが管理する理想郷 オリュンポスが舞台。世界大戦後の廃墟で生き延びた女性兵士デュナンと全身サイボーグ化した恋人ブリアレオスが、バイオ>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

街の浄化という大義をかざして娼婦を殺し続ける殺人鬼と彼を追う女性ジャーナリスト。うわー、怖い、恐ろしい!すごい引き込まれて夢中になって観た。やっぱし面白い、イラン出身アリ・アッバシ監督作品。2000年>>続きを読む

バハールの涙(2018年製作の映画)

3.5

ISの襲撃で夫を殺され、息子を捕らわれ、自身は性奴隷として売られたイラク クルド民族の女性バハールが、脱走の末女性武装部隊「太陽の女たち」のリーダーとなって戦う - 息子を奪い返す為。実話から着想され>>続きを読む

少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.6

サウジアラビア初の女性映画監督による、イスラム女性の生きる道。ずっとイライラしながら観た。他国の文化に憤ってどうすんだとは思えども、気持ち悪い。少女目線で描かれる男尊女卑でバカバカしい戒律や風習に同情>>続きを読む

プロジェクトV(2020年製作の映画)

3.4

原題「急先鋒 Vanguard」がなぜ「プロジェクトV」になるのやら。そんだけいまだにみんな「プロジェクトA」が好きなんでしょうね。民間の国際特殊護衛部隊 Vanguardによるイギリス、アフリカ、中>>続きを読む

プロジェクト・イーグル(1991年製作の映画)

3.4

原題に「2」ってあるぞ?と思ったら、未観の「サンダーアーム/龍兄虎弟」の続編なのね。冒頭のつかみのシーンは「インディ・ジョーンズ」みたいなのをやりたかったのかしら?国連の命を受け、美女3名とナチスがア>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.5

名作の誉高い、1900年代イギリス統治下香港設定のアクションコメディ。軍隊青春モノに似た対海賊 警察官成長ドラマ。立体的でキレのいいアクションは楽しめるが、ジャッキー自身による自分の見せ場満載の脚本は>>続きを読む

ポリス・ストーリー/REBORN(2017年製作の映画)

3.4

スパイアクションとSFをジャッキーのロマンで炒めたようなド級エンタメ。フィルマでは低評価なので覚悟して観たが、え?面白いじゃないの。こちとらジャッキーリハビリ終えてるので楽しみ方分かってるというのはあ>>続きを読む

香港国際警察/NEW POLICE STORY(2004年製作の映画)

3.5

「ポリスストーリー」の正当後継作。「踊る大捜査線」の青島みたいな上着着た男前ニコラス・ツェーとジャッキーとのバディムービーを再鑑賞。ガンアクション、格闘アクション満載でだいぶ楽しめた。警察に恨み持つガ>>続きを読む

ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

3.5

「エブエブ」観てジャッキーのカンフーアクションが観てぇなと思って再鑑賞。ゴールデンウィークに観るゴールデンハーベスト作品というのも乙である。デン、デン、デン、デン登場するお馴染みのムービングロゴからむ>>続きを読む

SP 革命篇(2011年製作の映画)

3.5

野望編に続き当時4歳の息子に乞われ劇場で観た本作を再鑑賞。TVシリーズの続きの完結編という位置づけなので、シリーズの内容覚えてないと分かりづらいところはあるが、主人公井上と同じように眉をひそめて脳裏で>>続きを読む

SP 野望篇(2010年製作の映画)

3.5

がんばれアクション!おーがんばってるー!
平田満が好演してたSPドラマだけ観たうえで当時4歳の息子と一緒に劇場鑑賞した本作を再鑑賞。重心低くした本気の走り様、近接格闘ぶりがおよそアイドルの域を超えてた
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.4

フジテレビにとってこのドラマシリーズはどれくらいの値打があったのか ♪もう一回もう一回で3rdシーズン からの劇場版。医師自身が現場に赴くヘリドクターというネタがいろいろドラマ作れて上手かったんだろう>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

より良く生きると決めた課長の人生の幕引き。
良い。イギリス映画らしいきっちりした感じが大変好み。画が上質で、国や文化を変えてのリメイクなのに不自然な設定が一つもない。上品で的確な劇伴、クラシカルなエン
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

存在の耐えられない重さ。
孤独で肥満で死にかけの男性国語講師
贖罪の5日間。
全編ほぼアパートの部屋とポーチのみ。予告も確認せずに観に行ったがこれはすごい!終盤泣けて泣けて今年一番泣いた。クララが立
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レスラー(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

レスラーとしてしか活きられなかった
漢の生き様。
「ホエール」でダーレン・アロノフスキー監督作にがぜん興味が湧いて観た。主人公ランディが想いを寄せる女性や捨てた娘との関係など、構成要素が「ホエール」に
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

シン・シリーズの流れ的にきっと元ネタ愛と趣味全開で来ると思ってた通りの出来。脚本・監督の庵野秀明が今回も随所にクレジット。きっと監督こだわりの華麗なるトランポリン芸や血みどろの撲殺アクションは頑張って>>続きを読む

トップをねらえ! 劇場版(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

庵野秀明監督による宇宙ウラシマ効果ものの傑作SFスポ根アニメ。劇場版初鑑賞。OVA版は学生時代に何度観たことか。設定2022年から14292年まで、女子高生が宇宙怪獣による脅威から地球を守る物語。OV>>続きを読む

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

3.4

安野モヨコの「監督不行届」を読んでからずっと観てみたかったDAICON FILM版の「帰ってきたウルトラマン」を初鑑賞。まさかアマプラで配信されるとは。8mm自主制作野郎だった私は楽しめたが、よくこれ>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

スピルバーグ76歳。両親に捧ぐ半自伝。家族愛と映画愛に絡む人の業の話。米アカデミー監督賞獲って欲しかった。フィルマでの高評価も納得の面白さ。151分全く観飽きない。8mm自主制作経験者としては、初めて>>続きを読む

わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

3.6

全編回想で贈る末っ子少年目線の家族愛。
19世紀末イギリス ウェールズが舞台のアメリカ映画。これが42年の米アカデミー作品賞以下五冠かぁ。ロケ地はLAの渓谷に村のセット組んだって!すげー!しかしロケ地
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

手の込んだカオスが掴んだオスカー。
これが米アカデミー作品賞含む7部門受賞?とは思うが、大して期待もしてなかったので割と楽しめた。読めない展開に、想像通りのオチ。これは狙って作れるような作品ではないか
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