とらキチさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

とらキチ

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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

3.9

主人公の“マッコールさん”をシングルマザーに置き換えたドラマシリーズも製作されているのに、まさかデンゼル・ワシントン版の“マッコールさん”が再び観れるなんて!
“シークレットハンター”として相変わらず
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

前作がどんな終わり方だったかすっかり忘れてしまっていたけど、始まってしまえばそんな事どうでもいい、というぐらいな感じで厨二病全開な世界観を思い出しつつもしっかりと楽しめた。
なんと言っても、ドニー兄貴
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旅するローマ教皇(2022年製作の映画)

3.5

2013年の着座以来、精力的に世界各地を巡ってきたローマ教皇フランシスコの姿に迫るドキュメンタリー。
前教皇ベネディクト16世の生前辞任に始まり、史上初のアメリカ大陸出身で史上初のイエズス会出身と異例
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

4.8

ペンは剣よりも強し
インドで被差別カーストの女性たちが立ちあげた新聞社「カバル・ラハリヤ」を追ったドキュメンタリー。
彼女達は貧困や階層、ジェンダーという多重の差別や偏見にさらされながらも、性暴力事件
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プレジデント(2021年製作の映画)

4.5

アフリカ大陸、2018年のジンバブエ共和国におけるクーデター後初の大統領選挙の行方を、現職大統領に挑む野党党首の姿を通して描いたドキュメンタリー。
37年もの長きに渡った独裁者を打倒し、“自由で公正な
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ハント(2022年製作の映画)

4.0

時は1980年代、泣く子も黙る“国家安全企画部(旧 KCIA)”が舞台の諜報スパイアクションもの!そんなの面白くないわけがないでしょ!って事で鑑賞。
疑心暗鬼
面従腹背
これらの要素が絡み合わさった実
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コンフィデンシャル:国際共助捜査(2021年製作の映画)

3.8

続編。
相変わらず精悍なイケメンのヒョンビンと相変わらず顔芸豊かなユ・ヘジンのバディに、ニヤケ顔なイケメンダニエル・ヘニーが加わる三重奏でスケールアップ!まさに“国際共助”の名に恥じない感じ。更にはヴ
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.7

続編新作公開前の予習鑑賞。
この作品もまた、TL上や皆様のMark作品で見かける頻度が多く、ずっと気になっていた作品。
北の男前エリート刑事と南の熱血刑事、凸凹バディもの。
何はなくともユ・ヘジンの顔
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

4.0

“熊”繋がり。
ある日森の中で、“コカインでバリバリにキマった熊さん🐻”に遭遇したら…という設定からしてB級バカ映画を想像していたら、全然ちゃんとした作品でした😅そもそも監督がエリザベス・バンクスだと
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熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

4.6

イランの隣国トルコで、偽造パスポートを使い国外逃亡しようとしている若い男女を主人公にしたドキュメンタリードラマ映画を撮影するため、イラン側の国境近くの小さな村に滞在するパナヒ監督。彼はそこからリモート>>続きを読む

人生タクシー(2015年製作の映画)

4.5

当局より「20年間の映画製作の禁止」を命じられたジャファル・パナヒ監督が、“タクシー運転手”となり、彼とタクシーに乗り込んでくる客たちとの対話などを、車内のカメラで撮った作品。コレは“たまたまカメラに>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

4.9

「JUNK HEAD」以来のストップモーションアニメの鑑賞で、それを遥かに上回る衝撃!もう、何と呼べばいいかわからないけど、映画という枠に納まらない、発想から製作過程から全てが“芸術行為”な創作物。人>>続きを読む

(2021年製作の映画)

4.0

「オオカミの家」併映の短篇作品。
2023年、美術館建設に伴う調査で発掘された、1901年制作の作者不明の世界初のストップモーション・アニメ(という設定)。
「オオカミの家」を鑑賞する上でのウォーミン
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.8

スペインの田舎町で暮らす10代の少女サラは、その太った体型のせいでクラスメイトから酷いイジメに遭っていた。そんな彼女がイジメっ子たちの攫われる誘拐事件の唯一の目撃者となってしまう…こんなプロットから、>>続きを読む

キラーコンドーム ディレクターズカット完全版(2023年製作の映画)

3.9

「キラー○○」シリーズは、観れる機会がある時に観ないと豆腐のカドに頭をぶつけて死んでしまう呪いにかかっているので鑑賞。
“コンドームが男の股間の大事なモノを食い千切る”というバカ設定は措いておいて、ま
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ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

4.5

“野球映画”繋がり。
コレは傑作!
いわゆる“任侠映画”フォーマットでも岡本喜八が手掛ければ、ここまでテンポの良い大パロディ映画となるのかと。
終戦直後、米軍占領下の北九州・小倉。エスカレートする2組
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野球どアホウ未亡人(2023年製作の映画)

4.9

往年のプログラムピクチャーをはじめとして、にっかつロマンポルノや昭和のスポ根野球モノをオマージュしリスペクトした、ポスタービジュアル等々の“ガワ”の仕掛けや熱量は圧倒的に高くて、その実、中身はちっとも>>続きを読む

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

3.7

1990年代を舞台に、懐かしの“ショムニ”のようなガールズエンパワーメントなお仕事コメディに見せかけて、偶然知った会社の不正に自らの知識と知恵と勇気で立ち向かう女性達の姿を描いた社会派な作品。
取り上
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あしたの少女(2022年製作の映画)

4.9

ごく普通の少女が過酷な労働環境に疲れ果て自死へと追い込まれていく姿と、刑事が少女を自死に追いやった会社の労働環境を調べていく過程を描き、社会のシステムの歪みを告発するドラマ。
前半後半の2パート構成に
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狎鴎亭(アックジョン)スターダム(2022年製作の映画)

3.3

みんな大好き💕マブリー主演作品❤️兄貴のファンとしては逃す訳にはいかないので鑑賞。
何を本職としているのか誰も知らないのに何故か街の住人たちから慕われている男と、医師免許を剥奪され、借金まで抱えていた
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ルートケース(2020年製作の映画)

3.9

大金の入ったスーツケースを拾った主人公がギャングの抗争や政治家の裏金騒動に巻き込まれていく姿を描いたクライムコメディ。
韓国映画でよくありそうなプロット。このプロットを韓国で作ればおそらくもっとドロド
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ラジュー出世する(1992年製作の映画)

4.0

日本にとってインド映画のクラシック。デビュー3作目となるシャー・ルク・カーンの主演作品で、メチャクチャ初々しくておぼこい。
ダージリンの大学で建築を学び、一旗揚げるため大都市ボンベイにやってきた青年が
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PATHAAN/パターン(2023年製作の映画)

4.5

シャー・ルク・カーン主演のスパイアクション。
前作の「ブラフマーストラ」でも思ったけど、最近のシャー・ルク・カーンの貫禄とイケオジ具合そしてアクションが半端ない!しかもバッキバキに仕上げられたあの肉体
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君は行く先を知らない(2021年製作の映画)

4.0

検閲だったり上映禁止がざらに行われるような国や社会に於いて、如何にして当局の目を掻い潜り、本当に伝えたい事を描くのか。
“ある目的”を果たすため、家族4人と1匹の犬がイラン国境近くの荒野を車で旅するロ
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日本の仁義(1977年製作の映画)

3.9

中島貞夫監督追悼。
キャバレーですれ違いざまにホステスの乳を揉む林隆三にブリーフ一丁な千葉チャン…「コンプライアンス?なんじゃワレ!コラ!」と言わんばかりにのっけからカマしてくる。
東映実録ヤクザ映画
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狂った野獣(1976年製作の映画)

4.6

中島貞夫監督追悼上映。35mmフィルム上映。
シネフィルの大先輩に上映している事を教えていただき鑑賞。個人的に「キルビル」を観たばかりなので、このような作品は非常に刺さる。
逃亡を図る2組の凶悪犯が同
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ロボシャーク vs. ネイビーシールズ(2015年製作の映画)

1.0

シン・ゴールデンサメ劇場。
宇宙から飛来した謎の異星人の飛行物体から放たれた謎のユニットをサメ🦈が飲み込み、ロボシャーク🦈と化してしまうという脳天気で微笑ましい謎設定のサメ🦈映画。
特ダネを狙うTVレ
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シン・ジョーズ(2016年製作の映画)

1.0

シン・ゴールデンサメ劇場
燃えるサメ🦈🔥からの人体発火🔥という流れの発想までは面白い。でもそれを実際に映像化して面白いかは別問題。まぁとにかく人間同士の絡みのシーンが壊滅的につまらない。あのライフセイ
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シャーク・ド・フランス(2022年製作の映画)

2.0

フランス史上初のサメ映画。
バカサメ🦈映画だと思って臨んだら、全然違って真面目に作られた作品だった。
田舎の“村”コミュニティに於いて、異物(サメ🦈)が闖入する事による混乱、それを“排除”するためのス
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映画監督:クエンティン・タランティーノ(2015年製作の映画)

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CSムービープラスでOAされていたクエンティン・タランティーノの半生に迫るドキュメンタリー。
評論家連中がまるで自分で見てきたかのようにタランティーノについて解説する。
現在公開中の「クエンティン・タ
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

4.8

“復讐の花嫁”続編。
Vol.2では、マカロニウエスタンとショウ・ブラザース社製カンフー映画がテーマ。
ショウ・ブラザースと言えば「少林寺三十六房」、「少林寺三十六房」と言えば特訓シーン!ということで
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

5.0

「ヤッチマイナ!」
それまでの監督作で実績を上げたタランティーノがフリーハンドを得て、自らが偏愛してきた往年のプログラムピクチャーを再現した作品。
ベースとなるストーリーラインはマカロニウエスタン的な
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

劇場公開時鑑賞しましたがBDにて再鑑賞再レビュー。
典型的な“White Savior”の物語ではないかと批評されている作品。だが、見方を変えれば“Magical Negro”の典型ともとれる作品。よ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.8

「俺に触れたのは1人 お前だけだ あの時以来ずっと」
ダブルマイノリティの青年の半生を、そっと寄り添って見守り、そしてその心象や現代社会のような多くの事を“語らずに語る”作品。
LittleからChi
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インスペクション ここで生きる(2022年製作の映画)

3.9

性的嗜好から母親に棄てられホームレス生活を送ってきた青年フレンチがアメリカ海兵隊への入隊を志願し、新兵教育訓練課程(ブートキャンプ)に送られる。
海兵隊のモットー“Semper Fi(常に忠誠を)”を
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.9

「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」を当時見ていた身としては、あれこそがコンボイ(敢えてこう呼ぶ)!大層なセリフを言うけど案外アテにならないというか空回りをし、しくじって窮地に陥ってしまうとこ>>続きを読む