1990年代を舞台に、懐かしの“ショムニ”のようなガールズエンパワーメントなお仕事コメディに見せかけて、偶然知った会社の不正に自らの知識と知恵と勇気で立ち向かう女性達の姿を描いた社会派な作品。
取り上げている企業の不正が、実話を元にしているだけあって、結構重い。それを正そうと3人の高卒女性社員たちが奮闘するのだが、そこはさすがの韓国プロット、一筋縄では行かず二転三転と苦労することになる。その転がし方自体は面白いのだけど、最終的な解決・ゴールの描き方は、ちょっと無理筋で強引だったかなぁ…とも感じた。
今から約30年前の話なのだけど、“グローバル化”や“IT”“DX”等々、やってる事や状況は現在と大して変わっていないなぁ…と感じてしまった。今、会社だったり社会は、私たちにとって働きやすい環境になっているのだろうか。