blacknessfallさんの映画レビュー・感想・評価 - 24ページ目

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

3.9

緊迫感の高い映画だったな。
ナチの大物幹部暗殺部隊と協力者達の物語。
完全にナチの支配下にあるプラハでそれを実行に移そうってんだから、そりゃあもう、苦難、気苦労、葛藤、猜疑心等色んな困難があるよな心身
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

コワイコワイ((゚□゚;))
こーなるのわっかってんのに何故こんなことするのか?ブラック・コメディの傑作だな笑
夫婦3組と独身男1人が携帯にかかってきた電話やメールをみんなの前でオープンしていくゲーム
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殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

4.2

アルツハイマーの元連続殺人犯VS現役の殺人鬼。アルツハイマーが殺人鬼逮捕に向けて邁進する映画。
文字にするとバカげた感じだけど、シリアスなサスペンスでバイオレンスフルな良作だった。
まず、こう二人の殺
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.4

おれの幼少のみぎりの頃はテレビは今より良くも悪くもおおらかで無神経だったんで、いきなりテレビ付けたらチンピラの川谷拓三さんが刑事の文太さんと山城さんからバキッバキのリンチうけてるシーンで出会い頭にとて>>続きを読む

八甲田山(1977年製作の映画)

3.3

連日寒いから、自分よりさみぃ思いしてる人達を見て元気出そうかと思い観賞。
イキリまくってる頃の大日本帝国がきたるロシア戦を想定しての雪中行軍訓練で起きた悲劇。
これ見てるとなんつーか失敗するべくして失
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エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.0

うーん、エイリアンはとりあえず弾けまくってて出し惜しみしないのはよかった。
でも、作り手がもろにシリーズを神格化しようとしてるかのようなオープニングの洒落臭いトークがとてもいやだったな。
プロメテウス
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

5.0

代理戦争の続き、こっちも前半は代理戦争の流れを組む会合、密談劇。
でも、話半ばすぎで主人公の文太さんが逮捕されてから、血の応酬がスパークする、物語も加速する。
じっさいゴア描写がすごいんだよね。鼻を切
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.7

この映画がすごいのは8割り方、会合、密談シーンばっかなのに全然退屈しないとこだね。
陰謀、裏切り、懐柔が繰り返されて小競合いがゴロゴロ転がってばかデカイ雪玉になるみたいに大きな抗争のトリガーが引かれる
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ゾンビの怒り(1973年製作の映画)

2.7

ユーロ・トラッシュの大物、ミスター・狼男ことポール・ナッシーの映画。
古いゾンビ映画追ってた時に観て、非常にガッカリした記憶があるのに何故また観たのかと言うと、うーん、まあ、時々こーゆーの観たくなる性
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狂った野獣(1976年製作の映画)

3.6

渡瀬恒彦版バニシング・ポイントと言うか終わり方なんかもアメリカン・ニュー・シネマ的なもんをやろうとしてるんだけど、この頃の東映特有のいかつさとマッドマックスみたいなガチすぎる人が死んでそうなやばいカー>>続きを読む

早春(1970年製作の映画)

4.2

デジタル・リマスターってことで嫌いだけど恵比寿ガーデンプレイス行ってきたよ。
もともと鮮烈な色使いなんだけど数割増しになってたね、輪郭というかエッジが立ってて!
しかし、これイケメンとよくわからないけ
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1984(1984年製作の映画)

3.9

TSUTAYAの発掘良品に入ってた。これ小説も読んでますよ、80年代のイギリスのハードコア・パンクのバンドがこぞって言及してるんでパンクスには無視がてきない映画なんすよ。
昔に観た時も小説の怖さにあん
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ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まあ、映画、特にホラーやサスペンスは思いもつかないことをやって客を驚かそうって意識が大事でセンスが問われると思うんだけど、これはなかなかハイセンスだったと思う。
死体が魔女狩りの時代のもんで、恐ろしい
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.2

年明けにインフルエンザになって、とにかく何か元気を自分に注入しようと思い、村田(でんでん)の無闇に元気なダミ声がいいんじゃねぇかと感じ観たんです。
こんなの病み上がりに観るべきじゃなかった、、(´゚ω
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カンフー・ヨガ(2017年製作の映画)

4.3

これは凄かったよ😀
もう既視感ありすぎる筋立てでもカンフーとカーチェイスとダンス、それとライオンをおもしろく撮れば完璧な娯楽映画になるってことを証明したね!特にライオンがさぁ笑
今回、ジャッキー史上で
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皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(2015年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ダーク・ヒーローものは一時期うわっと増えて食傷ぎみだったけど、これは良かったな、新鮮味ありました。
主人公が掛け値なしに冴えない小悪党の中年で敵も気位高いけどちょっとだけ有力なチンピラ。戦いの規模が世
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.7

今までのスパイダーマンにノレなかった身としては、このスパイダーマンは楽しめた😀
正義感はあるけど同じぐらいモテたいとか友達とつるみたいって感情があって、その辺の若僧感が炸裂してて親しみやすかった。シビ
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シー・トリップ(1970年製作の映画)

3.2

トラッシュ系と言うかグラインドハウス映画になるのかな??
コメディ・タッチのスリラーにドラッグカルチャーなんかをまぶして小粋な映画にしようとしたんだろうか?全てが雑で投げやりでそこが逆に人によっては楽
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.2

テロ発生までの画き方がユナイテット93みたいなハイパーリアリズムなんで尋常じゃない緊張を強いてくる。
ユナイテット93と同様こっちも実際にあった事件だからホワイトハウス・ダウンみたいに「おおっやばぇ~
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オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)

3.6

これは神の掲示を受けた愛国心に燃えるバカボンのパパの話なんだよ笑
ボラットの監督だからどこまで悪ふざけするかと思ったけど、政治的に攻める演出はなく、ひたすらニコラス・ケイジの変顔とキテレツな言動(しゃ
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ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.0

韓国映画っぽいな笑やたら痛みが伝わる暴力にやり場のない怒りや絶望が交錯するDQNノワールだよ!こーゆーの有りそうでなかった気がするよ。サウダージに似てなくもないけど、あっちはもっと現代の地方の荒廃をリ>>続きを読む

アイム・ノット・シリアルキラー(2016年製作の映画)

3.4

雰囲気のいいホラー。田舎町で雪。僕のエリ、200才の少女みたいな画質にまず目を奪われた。
社会病質者と診断されてる少年vs年季の入りすぎたシリアル・キラー、ゴールデンボーイみたいな展開を期待したんだけ
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ハードコア(2015年製作の映画)

4.1

映画館ではおもしろかったけど、家ではどうかな?と思ったけどやっぱおもしろかった!
画面が小さいぶん酔わないしこれはこれでありだな笑
全編主観映像は勿論すごいことだし、心意気にも感心するし、映像も楽しい
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コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

Mr.タスクといい好き勝手にやってて持ち味は見せつけてるてことでケヴィン・スミスは再生した観があるよ。
タスクより成り行き任せと言うかフリーキーに楽しんで作った感じがした。
ケヴィン・スミスってインデ
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フレッシュ・デリ(2003年製作の映画)

3.0

ホラー食っちまったダァと似たような話だったよな?と記憶にあり再見したけど人を殺して料理するとこしか共通点なかったよ笑
こっちは自分で食うんじゃなくてお店に出して売っちゃってるし、、
そして、これはカニ
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拷問の魔人館(1974年製作の映画)

3.5

スプラッター時代以前の妙に画面がフラットでザラザラした時代のホラーっすね。
この監督のことは変な映画を撮るって評判だけは聞いてたけど、噂に違わぬ怪作だった。
陰惨で湿度の高めでジメジメしてて、それでい
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キング オブ ポルノ(2000年製作の映画)

4.2

ポルノ映画の帝王として一時代を築いたハゲ兄弟の栄光と破滅の物語。
できる兄がダメすぎる弟に振り回されて疲れ果てるとこがレジェンド 狂気の美学にそっくりだったな笑
違うのはレジェンドの方は弟はエキセント
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.7

アメリカン・ニュー・シネマってニューって付いてるけど出てくる役者は年食ってるんだよね。
では何がニューなのか?それまでハリウッド映画に出てこなかった、またはスポットを当てなかった人々、画くことがなかっ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.9

オリジナルより良くできてたんじゃないかな?オリジナルもそうだけどこれもホラーってよりダーク・ファンタジーだよね。
自然と悪霊に恵まれた街で繰り広げられる思春期群像劇だった。
日本のだと及び腰になる色ん
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全員死刑(2017年製作の映画)

4.8

これは凄かった!期待以上だったな。
実録殺人映画でこんなにギャグみたいな描写のオンパレードな映画なかったよ笑
フィクションより事実の方が短絡的でしょうもないてのはあるけど、出てくる人がここまで頭のいい
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長く熱い週末(1980年製作の映画)

3.6

なんか音楽とか光の加減、プッシャーの頃のレフンっぽくないかな??
ロンドンの衰退しつつある街並の雰囲気といい、いつも雲が厚く曇ってる天候といいプライド、野心に拘るあまり激情に身を任せて暴発して破滅する
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ホドロフスキーの惑星(1994年製作の映画)

2.8

他の追随を許さない独自の映像世界に深淵なメッセージを秘めた怪作を連発するホドロフスキーの素顔に迫る的なドキュメンタリー。
ある程度予想はしてたが衒学的で神秘的で難解であり哲学的でもある発言の数々は深く
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インフォーマント!(2009年製作の映画)

3.9

いやぁ、おもしろかった笑
重大な汚職事件のカギを握る内部告発者が病的な嘘つきだったらどーなるか!?こーなるのかぁ😁💧
実話だしこの事件自体とても深刻なことなんだけど、そのことよりも病的な嘘つきの方に話
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カーズ/クロスロード(2017年製作の映画)

2.4

これはひどい!好きなシリーズなだけにガッカリだよ。
衰え新興勢力に押されて岐路に立たされたマックウィーンがどんな決断するのか?運命のレースがどうなるのか?途中まではヒリヒリしながら観てましたよ、やっぱ
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ホラー喰っちまったダ!/やめられない、とまらない人肉バーベキュー(1979年製作の映画)

3.5

80年代半ば~後半のビデオブームすごいもんで金のない中学生とかがこんなを二泊三日で500円ぐらい出して観てたんだよ((゚□゚;))
何も知らないガキでもいくらなんでもこれはねぇなって当時は思ったんたけ
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極道恐怖大劇場 牛頭(2003年製作の映画)

4.6

母乳絞り出して牛乳にして売ってる旅館経営のおばさんしか記憶が残ってなかったので再見。
これいい意味でひどいな笑 極道不条理ブラックユーモア劇場て感じだ。
ネジ式みたいな佇まいに平山夢明の小説の登場人物
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