ぴろぴろさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ぴろぴろ

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モールス(2010年製作の映画)

3.4

怖いというよりは、少年の純粋さと故の悲哀、切なさを感じた。
キーンと凍り付くような冷たい夜の闇。  冷ややかな残忍さ。  孤独な2人が、この先お互いを埋め合う事は願っても出来ないと思うんだけど 弱冠1
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夫婦の絆(2016年製作の映画)

3.0

夫婦の事はご本人たちにしか分からない。
怒りや悔しさで気が狂いそうな日もあっただろうに。  諦めたのか、許したのか。
どこが良いのか、何で一緒に居るのか、理由は知らないが 別れるのでは無くて共に生きる
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エブリシング(2017年製作の映画)

3.7


『ザ・青春映画』 “隣に引っ越して来た” “窓越し”というシチュエーションが昭和のドラマにもあったなぁ。  羨ましいくらいキラッキラです。
重度の免疫不全で、家の中でしか過ごせない少
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.9

ベタですが、女子は楽しいんじゃないかなぁ。
自信=自身になった時の自己肯定感、自信がある強み、チカラが気持ちいいくらい分かり易くて、自信満々なレネーがとてもチャーミング。
本人はどんな感じに変わったつ
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カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

3.6

滑舌笑
しかも、こちょこちょ笑笑

ある意味“今らしい” “こんな今だからこそ”
こんな状況の中でも「少しでも楽しませよう」と考えて動いてくれる気持ちがありがたい。
色んな動画に楽しませてもらっていま
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

4.2



父の背中。  不正と偏見を嫌い、正義感溢れる弁護士にグレゴリー・ペック。  アメリカの「ミスター知性と良識」と言った感じで、彼は「イケメン」ではなく「二枚目スター」という表現の方がしっくりくる。
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スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)

3.7

娘を持つ世のお父さん達には堪らない一本だと思う。
この夜の出来事は、どちらの胸にも忘れる事が出来ない温もりと記憶が生涯残るのでしょう。
進学のために上京してひとり暮らしを始めようとしている娘と、送り出
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6


どのシーンを切り取っても絵画の様に美しい。
直接的なシーンは無いのに、なんて官能的なスカーレット・ヨハンソンとコリン・ファース。
絵の具の調合をするシーンは『ゴースト』のろくろのシーンを思い出した。
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.0


今年のGWは「ステイホーム」
片付けや庭の草取りをして過ごしていた私にはタイムリーな映画ではあった。
生きる上で本当に必要な物とは?  大切なモノって何なのか?
“全ての持ち物を倉庫に入れ、1日にひ
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.5

ふんわりした夫婦愛ファンタジー。
子供の頃には行った事がありますが、当時は興味がなかった鎌倉に今とても惹かれていて、これ観てやっぱり訪れたくなったというか、住んでみたくなった。   人間と幽霊や魔物が
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Black&White/ブラック&ホワイト(2012年製作の映画)

3.8


久しぶりに鑑賞したけど、気楽に観れるややスパイアクション&ほぼラブコメ。  軽めのノリで時間が短いのがとても観やすい。 職権濫用甚だしいところが面白かった。  
CIAとかエージェントとか言われると
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私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

4.0


「若年性アルツハイマー」  肉体的な死より、精神的な死が先に訪れる病。
元ネタの永作博美と緒方直人のドラマは未見だけど、ムロツヨシと戸田恵梨香のドラマ「大恋愛」は大好きだった。   純愛病気モノは使
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あの夏の子供たち(2009年製作の映画)

3.6

ある家族の喪失と再生を描いたフランス映画。
映画プロデューサーだった父が多額の借金と未完成の映画を残して命を絶った…… 過度な演出がない分、リアルに感じた。  実際、監督の実体験が基になっており実在し
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

3.8


こういう宇宙人となら友達になりたい。  俗っぽくて良かった。 それに意外と男気があったし。  毒舌なところがクマの「テッド」みたい。
陽気な宇宙人とオタクの青年2人が繰り広げる珍道中。 ここに途中か
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.4


「シャロン・テート事件」は何となくは知っていた。   もう2度と叶わないからこそ、エンタメ映画らしく。
ディカプリオとブラピの共演は流石に贅沢で絵面的にもかなり映える。
ハリウッドを相当震撼させたで
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山河遥かなり(1947年製作の映画)

4.2

大戦直後のドイツが舞台。  廃墟が生々しい。
アウシュビッツに収容された恐怖体験と境遇から口が聞けなくなった少年と、心優しい米兵とのふれあいを軸に、息子を必死に捜し求める母の姿を交錯させていく。
米軍
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

関東圏以外に住まう者としてはfunnyではなくinterestingな面白さ。  じんわり、じわじわと来て時折ゲラゲラ笑った。  ケンミンショーが好きなので予告を見た時から興味を持っていた。 くだらな>>続きを読む

昼顔(2017年製作の映画)

3.0


その昔「不倫は文化だ」とのたまったアンポンタンがいましたが、今作は「不倫モノ」だけど文化な香りは全くしないメロドラマ。
ドラマ版は観ていなかった。
上戸彩は綺麗で儚く頑張ってる感じはあったけど、斎藤
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.8

堺雅人と香川照之は「半沢直樹」以前にもタッグを組んでいたんですね。  この2人に広末涼子も絡んで予測不能な展開に。  荒川良々、小野武彦や森口瑤子もキャストが見事にハマってそれぞれイイ味出していて。 >>続きを読む

建築学概論(2012年製作の映画)

4.0

初めて雪が降る日に。
王道で等身大な、初恋の思い出を丁寧に描いた秀作だった。  すでに通り過ぎてしまった大人たちに、どこか懐かしくて切ない、爽やかな痛みを思い出すような、そんな物語だった。

現代と大
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.3

タイムトラベルもの。  女性を口説こうとするも、会話の失敗を直ぐに時間を戻してやり直す。
何度も何度も繰り返すと実は…
オチも含めて、短い時間でサクッと観るには充分面白かった。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.0


アスファルトが濡れた匂いの様な、雨の日の匂いがクサイと思っていた私には「空の匂いを連れて来てくれる」という発想に言葉も出ない。
雨の情景描写、細かさ、風景が美しかった。
映像もタイトルも、万葉集も効
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.0

世代や国籍も異なるふたつの家族の運命が、とある事故をきっかけに交わることになる様を描き出す。 
「アヒルと鴨のコインロッカー」では神の声と評されたノーベル文学賞受賞のボブ・ディラン。
ディランの数々の
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盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~(2018年製作の映画)

3.8


予想を遥かに上回る展開。  もう、衝撃でビックリなオチに「ここで繋がるのかぁ〜」
そう言えばここから始まった事をすっかり忘れてしまうほど、二転三転てんこ盛りな展開。
インド映画のスペクタルとか感動、
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ラフィキ:ふたりの夢(2018年製作の映画)

3.2


カラフルでポップなケニアのファッション、色彩豊かな街並み。  ピンクの建物が出て来るオープニングから異文化の香りがプンプン。  原色がよく似合う。
音楽に合わせて踊るティーンエイジャーの女の子たちが
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.4


遠い昔、遥か彼方の銀河系   ♬ジャーン
ここ‼︎ このオープニングが良いんですよ‼︎
壮大なサーガ、スペースオペラ。
もっと早く観に行きたかったけど、旦那が一緒に行くと言うから今頃になってしま
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.7


これは面白かった‼︎ 面白さと風刺と皮肉、社会派、ホラー、ブラックなエンターテインメント、爽快で衝撃、色っぽいシーンもあったりして予想を軽〜く超えて来る展開に唸り、最後は笑えなくなって来る。
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

前代未聞の『揚げる大捜査線』← 上手い‼︎
麻薬組織捜査のため、フライドチキン店の従業員を装うという前代未聞の手段を取る麻薬捜査官の姿を描く。  笑った、笑った。  初めの方こそウケ狙いな感じが鼻につ
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.8


劇団四季版「キャッツ」は2回観てる。  初めて観に行った時は、ホンモノの猫の様なしなやかな動きをするキャストに感心した。
そんな訳で予告を観て以来、公開を楽しみにしていた。
評判があまり良くないけど
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.8


画面が美しい映画だった。   透明感があってキラキラしていて、夏の匂い、ひぐらしの声、古い家、制服、手紙、初恋。  初恋は上手くいかないからこそ、いつまでも心の中に淡い思い出として生き続ける。  2
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2


第2次世界大戦下のドイツ。   ヒトラー青少年団に所属する少年ジョジョの成長物語であり、ジョジョの目線で描かれた戦争とは。
オープニングがビートルズで、演出も含めてセンスの良さを感じた。  エンディ
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.0

1996年、五輪開催中のアトランタで起こった爆破テロ事件の実話を基に映画化した社会派ドラマ。
私は鑑賞しながら『松本サリン事件』を思い出さずにはいられなかった。   そして当時第一発見者であり、被害者
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

5.0


コレは映画館で観てこそ‼︎ 大迫力のエンジン音に大興奮して観てた。  マット・デイモン、クリスチャン・ベール2大スターの凄まじい気迫と迫力満点のスピード感、激アツです‼︎
この映画は男性は大
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もういちど逢いたくて/星月童話(1999年製作の映画)

2.8

常盤貴子とレスリー・チャン。
この映画、多分前にも観てる。
婚約者を亡くした日本人女性が、彼に瓜二つの香港人男性と出会って、その彼は麻薬潜入捜査官で…
二役のレスリーが素敵で、存命なら今も第一線で活躍
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.2


とある夫婦の話。  法廷画家の夫と、出版社勤務の妻にリリー・フランキーと木村多恵。
ハリウッド版のとある夫婦の物語が記憶に新しく比べてしまったが、どちらも役者の熱量も凄いし、実際夫婦生活を続けるって
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.9

人間は思い込みで生きている。
これはどこまでが現実なのか、どこからが妄想なのか。 2回、3回、見る毎にとにかく面白ーい。
シャッターアイランドは劇場鑑賞もしたが、1度ではよく分からなかったので再鑑
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