ぴろぴろさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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ある日どこかで(1980年製作の映画)

4.0


ひと目会ったその日から、そんな運命的な出会いがその後の人生を賭けた永遠の愛となる。    冒頭の老女の人生を思うと、なんて一途で切ないのだろう。
美男美女が絵になる、タイムトラベルファンタジー。
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大統領の執事の涙(2013年製作の映画)

3.8

ホワイトハウスでジョンソン、ニクソン、レーガンなど7人の大統領に仕えた黒人執事の知られざる人生を、実話を基に描く感動ドラマ。
キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争などアメリカの激動の時代も描かれな
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.0

警察官のマフィアと、マフィアの警察官。  危険と背中合わせの二重生活を送る二人だったが…
元ネタのインファナル・アフェアは未見。
名優ジャック・ニコルソンがマフィアのボス役で脇を固め、生粋の悪って感じ
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ニューヨーク、アイラブユー(2008年製作の映画)

3.4

今年もよろしくお願いします♪

11人の監督がニューヨークを舞台に、愛にまつわる人間模様を紡いでいく。
ニューヨークは行ったことが無いので、いつかは訪れてみたいと思っている憧れの街。
小粋でお洒落、ち
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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.4


とても楽しめた。  1を超えてた気がする。
エルサの女王たる凛とした佇まいと強さが一段と際立って、相変わらずというより更なる映像の美しさ。
主題歌も、観る前は「レリゴー」ほどのインパクトを感じなかっ
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この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

5.0


すずさん (のん)にまた会えて良かった。
おっとりとしたすずさんの「ありゃ〜〜」が何だかとても心地よい。  悲しいことが沢山あっただろうに、あの時代を懸命に生きた市井の人々には、すずさんがそこにいる
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.8


ラストシーンが秀逸。  観ていて辛かった。  こんな風になるなんて誰も望んでいなかったのに、家族を想って一生懸命働いて、その結果に救いがないのが辛い。
どうしてこうなるの? こうなると神も仏もない。
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THE UPSIDE 最強のふたり/人生の動かし方(2017年製作の映画)

3.7


フランス映画『最強のふたり』をハリウッドリメイク。  オープニングは本家に似ていて、フランス版へのリスペクトを感じさせつつ設定などちょっとずつ味付けを変えて、これはこれでアリかと思った。  最初は冷
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ベル・カント とらわれのアリア(2018年製作の映画)

3.0

ペルーで起きた日本大使公邸占拠事件に着想を得たベストセラー小説の映画化。
着想を得たというレベルではなく、ほぼほぼ日本大使公邸占拠事件に見えた。
同じテロでも今年観た「ウトヤ島」「ホテルムンバイ」や「
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レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

3.9

女性指揮者の先駆者といえるアントニア・ブリコの半生。
指揮者と聞いてイメージするのは燕尾服着て白いタクトを持った男性。  私にも女性指揮者はイメージ無いかも。   ブリコの時代から100年が経つのに、
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人生をしまう時間(とき)(2019年製作の映画)

4.0

人生をしまう時。  タイトルの通り、誰もがいつか その時を迎える。
今年の元旦に義母が他界した事もあり、幕引きについて考える機会が増えた。
いくつもの命の終焉の現場を通して、医療が人生の最後に何ができ
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0


妙に生々しくて見応えあった。  既婚者は思うところがあるのでは。   お互いの良い所があんなに有って、長所を認めているのに夫婦としてはうまく行かなくなる。
離婚は結婚以上にエネルギーが要るとはよく聞
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.8

ドラマ版を観ていたので、かなり入り込めたし面白かった。  週一で観るドラマ以上に映画版にはドラマがあって。   誕生から10年経つと思うと感慨深い。  ドラマ版が好きで観て来た人にとってはご褒美の様な>>続きを読む

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.2

1976年に実際に発生したウガンダのエンテベ国際空港で起きたハイジャック事件と、イスラエル国防軍が奇跡的に成功させた人質救出作戦の真相を描く。
ハイジャックを扱った映画にしては緊迫感を感じず、時々挟ま
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8


原作既読。
偶然の出会いが運命の出会いとなる事もある。
モーツァルトの同名の楽曲の様に、心にふんわりと優しい印象を残す群像劇。
出会いと別れが繰り返しの日常で、もしかしたら2度と会わない人だっている
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.7

27年後のルーザーズ。  彼らに再び会えたのは素直に嬉しい。  で結局、何で27年毎なのかがよく分からなかったけど、遊園地に行って帰って来たみたいな楽しさはあった。
個人的には、心の片隅に封印して蓋し
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

ビートルズ万歳🙌
改めて、ビードルズの楽曲の素晴らしさ、偉大さを感じる。  イイものはイイ。   これって名曲の証。   
ビートルズに思い入れのある人、聞いて育った人、少しだけど馴染みのある人には堪
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.6


「遅いよ、特殊部隊」ってきっと観客皆んなが思いながら観てたと思う。     地獄の様な極限状態の中に居た当事者達は気が狂いそうな思いで過ごしていただろう。
2008年、インド・ムンバイの5つ星ホテル
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.7


石田ゆり子になりたい‼︎
だって福山に惚れられ、婚約者が伊勢谷友介ですよ‼︎ ベタだけど、落ち着いた素敵なオトナのラブストーリー、舞台はパリにニューヨークだし、なかなか楽しめました。
「もしあ
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Ricky リッキー(2009年製作の映画)

3.2


ビジュアルが結構強烈なインパクトを残すファンタジー。 ファンタジーだけどリアル。 だって手羽先に見えてしまった。
可愛い男の赤ちゃんリッキーになんと羽根が生えてきて。。。  他にもファンタ
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

4.0


面白かった!  たった1日の出来事。  なんてコッテリ濃厚な1日。  当事者ならトラウマになるレベル。  実際、現場に出てみないと見えて来ない景色がある。   対照的なバディモノとして目が離せないし
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トム・クルーズ/栄光の彼方に(1983年製作の映画)

3.0

トム・クルーズ目当てでレンタル。
当時アイドル女優だったリー・トンプソン。 後の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマーティのお母さんですね。 2人とも若くて初体験シーンは観てるこちらも
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やさしい嘘と贈り物(2008年製作の映画)

3.8

「優しい嘘」そして「贈り物」
タイトルまんま、温かい。 人を好きになる事がどんなに素晴らしいか。 皆んな平等に歳を取る。    名優ふたりの演技が深い味わいを残す。   特にロバートの笑顔
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.4


集大成へと続く繋ぎ的な印象。
満身創痍のジョン・ウィック、もう疲れてるよね?  ホントは寝たいよね?
敢えてなのか、演出なのか。  だってキレ悪かったもん。  疲労困憊という感じだったけど、そりゃ疲
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4


ヤバい映画だった。  救いの無さと闇と狂気に呑み込まれて観賞後も支配されている。   面白いとか感動とか、怖いとか、そんな感想ではなくて、一つ何かが違ったら、誰かがアーサーにもっと優しくしていたら。
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

深い溜息をつく様な余韻が心地よい。 3回続けて鑑賞。 何度も何度も巻き戻して台詞を確認。 回を重ねる度に台詞の重み、役者陣の芝居のうまさや表情の素晴らしさに惹きつけられる。>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

ラストカットがイイ顔してた。
これは観て良かった。 今のところ私の今年1番の作品となりました。
親を選べない子供たちの、無力さと逞しさ。
12歳の少年が、初潮を迎えた妹のケアをしていた
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.1

幼なじみの親友同士、似ていて近くにいるのに、2人の間には見えないけど確かに根深く存在する差別。 「同じモノが見えている」と思って育って来た黒人コリンと白人マイルズ 2人それぞれの別の視点。 >>続きを読む

夜になるまえに(2000年製作の映画)

3.6

映像が美しい。 キューバ出身の亡命作家レイナルド・アレナスの壮絶な生き様を最後の一瞬まで綴った自伝の映画化。 アカデミー賞にノミネートされた主演ハビエル・バルデムが魅せる。
私はこの作家
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

甘酸っぱくて、なんだかとても良かった。
大人は皆んな通って来た道だから。
男子のしょうもない感じもあるあるだし、卒業して次のステージに進む希望やチェンジもあるあるで、自分の時には無かったSNS時代の現
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アス(2019年製作の映画)

4.0

ただのホラーでは無かったですね。
これってオチ(コメント欄に)はそういう事?
モノを言わないウサギと、不穏な空気と不気味さがクセになるほど面白くて、風刺も効いて、ホラー寄りだけど緊張感の中に吹き出
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HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.8

ドライブインシアター、昔行ったなぁ。 今もあるのかしら。
「ビューティフルボーイ」と相反して、前回が麻薬を買う側なら今回は売る側。
美しい海辺の町で経験する危うい出来事とひと夏の恋。
ティモシー目
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.2

名曲のオンパレード。
エルトン・ジョンの楽曲が素晴らしいのは、これまでの総売上や受賞暦が存分に語っているが、私は今まで「歌は良いのにビジュアルが… 何故にあんな格好をするのだろう。 センス
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.7

「トイストーリー3」が完璧なエンディングだったからか、これまでの3作を超えては来なかったけど、フォーキーも良かったし 普通に楽しかった。 3部作と後日談という印象。
思えば我が家の息子たちの成
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パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

4.0

女性の気を惹こうと車椅子生活をしているふりをした男と、車椅子で活気に満ちた生活を送る女性の恋模様。 最初に不意についてしまった嘘を引きずって、なかなか本当の事を言い出せない主人公が、日テレで放>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.2

まさにタイトル通りの「因と縁」
第1章の冥界ファンタジーエンタメ感はやや薄れて、その分使者3人の人間ドラマ要素を前面に押し出して来た感じ。 第1章、第2章とが繋がって見事な設定、千年前からの
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