ぴろぴろさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所(2017年製作の映画)

3.2

「皆んな通る道なのよ」が悲しい。 芸人くっきーがモノマネしたみたいな顔が怖い叔母さんの支配的な態度と棘のある言葉。 弟の為、叔母さんに怒られない様に、学校でイジメられても、本当の自分を>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

温かいイイ映画だった。 天使が出てた。
よくぞ見つけて来たなというくらい可愛くてお利口で。
単純明快ベタベタなストーリーなのに、直球ど真ん中の感動モノ、素直に泣けました。 最後は
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.0

人生も旅。 鑑賞後は、自分が一緒に旅をしていたかの様な達成感を感じた。
見知らぬ土地を共に歩き、食べて眠る。 時に険悪になったり事件が起きたりするけど、目的地に向かって歩く、国籍も違う
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ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

3.8

青春&音楽 1970年代の音楽ムーブメント『ノーザン・ソウル』に魅了された若者たちの姿を描く。 むしろダサく見えた(小声)ダンスも含め、若者の青春と成長、ちょっとイタイくらいの輝き>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.9

真っ直ぐに純粋に相手を思い合う気持ちに 黒人も白人も日本人も違いは無いのに酷い話だ。
被害女性の側からしたら、犯人を憎む事で かろうじて生きて行けるのかもしれないし、逮捕されたと言う事実だけが重要で
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ふたりの女王 メアリーとエリザベス(2018年製作の映画)

3.6

今年に入って英国女王モノを何作か鑑賞してるけど、映画の題材として面白いのだろう。 史実とは脚色されてる部分もあるだろうけど、興味深く鑑賞した。 肖像画で見た様な衣装と髪型。 >>続きを読む

ナポリの隣人(2017年製作の映画)

3.5

「ナポリを見て死ね」と言うほど風光明媚なナポリ。 観光地とは違う陽気さの薄いナポリの生活の場を舞台に、家族との関係を取り戻せずにいる老弁護士と 彼を取り巻く家族や隣人の物語。
娘の立場で
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家へ帰ろう(2017年製作の映画)

4.0

ブエノスアイレスで仕立て屋を営むアブラハム。88歳になった彼は、ホロコーストから逃れた際に助けてくれた命の恩人に最後に仕立てたスーツを届ける旅へ出ることに。
旅に出る前の、孫とのiPhoneをかけたや
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.6

二転三転する怒涛の展開に全然「シンプルフェイバー」では無かったけど、ブレイク・ライブリーとアナ・ケンドリックのW主演は眼福だった。 昔Men at Workが歌う「ノックは夜中に」という曲があっ>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

4.2

「年相応」とか「年甲斐も無く」ってあるけど、クリント・イーストウッドに限って言えば、こんな言葉には何の意味も無いなって。 人たらしというか、軽快で軽率、とても魅力的なエロ爺さんだった。 >>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.4

題名から勝手にイタリアの話だと思い込んでいたら、舞台はメキシコだった。
とある日常、繰り返す日々の中に当然のようにあるささやかな喜びや悲しみ。 モノクロの映像が美しい。
過ぎてしまえば美しい思
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

3.6

ドキュメンタリーではないけど、ドキュメンタリーを見ているような緊迫感。 実話だそうで、こんな事が現実に起きたなんて酷過ぎるし、こんな恐怖は絶対に体験したくない。 劇場内は皆んなが>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

舞台は70年代のアメリカ。 白人至上主義団体“KKK“に潜入捜査を試みた黒人警官の姿を描いた社会派なブラックコメディ(?)
KKKはマイケル・ジャクソンのMVで初めて知ったけど、 「ち
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

「トランスフォーマーシリーズ」は未見で、これまでのTFシリーズを知らなくて心配でしたが楽しく鑑賞。 トランスフォーマー前日譚という事なので思い切って劇場鑑賞して良かった。
チャーリーが抱えた思春
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

私は終始、主人公にイラっとしながら鑑賞しました。 電話での会話のみで、相手の姿、状況は一切画面には出て来ないのに 最後まで集中力が途切れることなく引き込まれたので、イラつきながらも実は楽しんだ>>続きを読む

ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)

3.8

主演の2人の初々しさと、神々しいまでの美しさ。
クサいくらいに若い2人が一途で、未だに色褪せない王道の悲恋モノ。
久しぶりに鑑賞しましたが、幼さも残る 少女とオトナの女性の狭間にいるオリヴィア・ハッセ
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.6

途中で止めて、私もコーヒーを淹れた。
誰かとコーヒーを飲みながら、どの話が好き?とか言いながら観るのも楽しそう。
コーヒーとタバコがある空間で、取り留めのない会話でのみ繰り広げられる11本の人間ドラマ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

久しぶりにケンタッキーフライドチキンが食べたくなった。
鑑賞後、とても清々しくて心地良い。 手が早く出ちゃうけど心根は優しいトニー。 素晴らしい演奏に素直に感動出来る素直さもある。
知的
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.8

品があるのに腹黒い、女だてらに出世欲と陰謀にまみれた潔いくらいゲスでユーモアに溢れた宮中絵巻。 大奥みたいで とても面白かった。
女優3人三つ巴の闘いは見事で、それぞれのキャラクターを、それぞ
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ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~(2018年製作の映画)

3.8

抜群の歌唱力とスタイル、若くて美しい、在りし日のホイットニー・ヒューストンに会って来た。
女優としても成功を収めた彼女の栄光と挫折の日々、そして知られざる素顔が明かされる。
薬物や家族の問題、少女時代
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.0

『シュガー・ラッシュ』の続編。
前作ほどの感動は無かったけど面白かった。
今回は普段私たちも目にしているインターネットの世界。 この世界観がとても楽しい。 画面からの目で見る情報だけでも
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

3.6

イランの田舎町、風景が全く知らない土地なのに、どこかノスタルジックで美しい。
そんな遠い国の ある村の 人々の日常、普通な会話から気付きを得る。
「生」も「死」も近いようで意外に遠かったり、全く縁遠い
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桜桃の味(1997年製作の映画)

4.0

出会いだったり、景色だったり、何気なく口にした果物が瑞々しくて美味しかったから。
そんな何気ない何かに救われる事がある。
映画との出会いも、時にそんな一つになりますね。
「どんな悩みにも解決法はある。
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.2

真っ暗な遠い場所は、地上から見上げていた時よりカレンを近くに感じられたのかな。
人間、1人1人にドラマがありますね。
「最初に月面を歩いた男=ファースト・マン」と聞くと宇宙飛行士としての足跡や月面着陸
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ジュリアン(2017年製作の映画)

3.7

いやぁ、ホント恐ろしい。 最近の事件が思い起こされ、遠い国の映画の話と割り切れない。
外ヅラばっかり良い父親の白々しい涙には腹が立ったし、最後はまるでホラー映画で、手に汗握り、迫真の演技もあって
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ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.6

夫の死後、喪服を着続けたというヴィクトリア女王。 エミリー・ブラントが演じた「ヴィクトリア女王 世紀の愛」を観てたので、野心や妬み嫉みが渦巻く宮中の中、若く麗しい女王が愛する夫アルバート公を>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.0

英ヨークシャー地方の豊かな自然と、寒々とした土地で生まれ落ちる命、助けられない命、芽生える感情。
ゲオルゲの羊の扱いが慈悲深い。
やっと親に認められた、「頑張ったな」
これ、言った側のお父さんも な
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バハールの涙(2018年製作の映画)

3.9

ムスリムは「女性に殺されたら天国へ行けない」と信じられていると言う。
主人公のバハールは弁護士。 留学経験もあるインテリだが、ISに連れ去られた息子を取り戻すために、ペンを銃に変えて女性武装部
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

4.4

オトナな映画だった。 すごく面白い! なんか分かるような、どっかで聞いたような。 厄介だけど憎み切れない、気が狂いそうになるほど悔しくても、子供の為、世間体の為、自分の為に歯を食>>続きを読む

ゴールデンスランバー(2017年製作の映画)

3.4

堺雅人もカン・ドンウォンも、どちらも人の良さが滲み出て、追われて泣きそうな、ちょっと情けない表情が良かった。
完全に好みの問題だと思うけど、原作や日本版の見事な伏線の回収、すべて繋がって行く感じ、細か
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

4.6

見事なディズニー映画! 夢と魔法の世界が現代の技術で更にパワーアップして映像の美しさと言ったらもう! ワクワクして素晴らしかった。
劇場で鑑賞できて良かった。
エミリー・ブラントのメリーポピ
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.7

最近たまたま主人公がボクサーの映画鑑賞が続いている。
言葉の通じない異国の刑務所で生き抜く為には。
この世の地獄の様なタイの刑務所での実話。
観ていて疲れた。 ここでは何があっても不思議じゃな
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それだけが、僕の世界(2018年製作の映画)

4.6

韓国映画ならではの盛り沢山でベタな展開に、すんなりストレートに感情を揺さぶられ思いっきり泣かされて笑って帰って来た。 観た後だとタイトルが尚とても良く感じる。
40歳の落ちぶれたボクサー
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クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

あのテーマ曲が流れたら上がりますよね。
ドラゴ! 今作はドラゴ父子の物語でもありました。 ロッキーに敗れたあの日以来、ドラゴはどんな人生を送って来たのだろう。 映画だけどドラゴ
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私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

4.0

丁寧に作られたドキュメンタリー。
この世に歌が上手い歌手はごまんといますが、表現力の広さや深さ、魂を揺さぶられ、歌詞の意味が分からなくても心にストンと染み入る歌手は少ないと思う。
私はマリア・カラスに
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.2

デル・トロが渋くて素敵過ぎる。 「ボーダーライン」の続編、面白かった!
次もあるんですね⁈ このシリーズは絶対見届けたい!
エミリー・ブラントがいない分 前作より男臭く人間臭
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