Iri17さんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

Iri17

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小さな恋のうた(2019年製作の映画)

4.8

珍しい&素晴らしい日本映画。
こんな映画がたくさん作られるなら日本映画もまだまだ大丈夫だと思える。

予告編もほとんど観ないで行ったので、どこまでの情報がネタバレになってしまうか分からないのだが、序盤
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貞子(2019年製作の映画)

1.5

今まで一度も面白いと思ったことがない『リング』シリーズですが、なぜか毎回楽しみに観に行ってます。

抱腹絶倒!ツッコミ待ちみたいな小ボケの嵐!

エライザ様にしか目がいかない!

貞子がとってもお茶目
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レプリカズ(2018年製作の映画)

1.7

死者の復活と生命の倫理を説いたいわゆるフランケンシュタインもの。

が、あまりに酷い…

キアヌが何事も熟慮することなく短絡的に行動するバカなのだ。そしてその短絡的な行動に振り回される友達が気の毒だ。
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主戦場(2018年製作の映画)

4.5

慰安婦問題というのは実際にあったということは証明されていて、何度も証明されているのに使い古された反証を利用して、なかったことにしようとしたり矮小化しようとする右派が数多くおり、またそんな連中が国の中枢>>続きを読む

ザ・フォーリナー/復讐者(2017年製作の映画)

3.6

顔面しゅわしゅわのジャッキー・チェンが娘を殺されて、マジギレしてテロリストを殺しに行く。

プロット自体はよくあるものだが、北アイルランドとイギリスの緊張をうまく描き、その争いの犠牲になるのは無関係な
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映画 賭ケグルイ(2019年製作の映画)

4.7

ドラマ版を観ていて「なんでこんな素晴らしいドラマをゴールデンにやらないんだ!?バカなのか?バカなのか?」と思っていて、映画版もかなりハードルを上げて行ったのですが、見事に超えてきました。

この学校の
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

4.0

ライアン・レイノルズがベラベラと喋るトレーラーで不安を感じた方も多いだろうが、それは杞憂に終わると思う。
この映画は色んな意味で日本では絶対作れない映画であり、見応えは十分だ。

この世界ではポケモン
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バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

2.5

別に特別悪いと思うところもないものの、良かったと思えるところが何一つと言っていいほどなかった。

やり尽くされたファンタジー系の日本アニメの表面部分をなぞっているだけという印象で、物語の最初から最後ま
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バイオハザード ヴェンデッタ(2017年製作の映画)

2.0

相変わらずクリス、レオンが超人過ぎて緊張感がない
ホラーにしたいのかアクションにしたいのか分からず中途半端
なんかすごい簡単に首がもげたりする
敵の目的がエロ同人みたい

など、問題が多くなかなか楽し
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ゴジラ(1954年製作の映画)

5.0

これはただの怪獣映画ではない。ゴジラは水爆のメタファーとして登場する。唯一の核被爆国でありながら、経済発展とともに核の悲惨さを忘れ、その傘の庇護を受けようとしている日本人への警告と怒りとしてゴジラは象>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

3.0

このゴダールの新作は、僕には全然分からずゴダールは発狂しちゃったんじゃないかと思いました。

分かってる風なことを書くこともできますが、そういうことをするのは嫌なので正直に言います。意味分かりませんで
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

人間が人間性を捨て、町から自然が消え、美しいものが一掃されたポストモダンに生きる僕たちに、これほどまでに響く作品はなかなかないんじゃないだろうか?

僕はバリバリの20代前半、平成生まれ。昭和のことな
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.9

愛のディスコミュニケーションを描いた傑作。

J-POPは「愛」を歌うが、「愛」が持つ多面性と奥深さは山よりも高く、海よりも深い(北条政子的な)
そんな得難い愛に人は振り回され、傷つけられる。「愛がな
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ガキが成長してヒーローになるビルドゥングスロマンでありながら、その幼児性を完全否定しない事で、誰だってヒーローになれるというマーベル的ヒーロー観を取り入れたDC映画史の革新的作品と言える。

DCと言
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

11年に亘るMCUの大円団。
すごく楽しみにしていたがネタバレビジランテの連中が些細なことで「ネタバレだ!」と他人を糾弾する資本主義クレーマーみたいにネットをウロウロしていて、始まる前に興を削がれてし
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管制塔(2011年製作の映画)

1.5

死ぬほどつまらなかったが橋本愛が死ぬほど可愛かったので超名作。

ガリレオガリレイなるバンドの曲が中心になってるそうですけど、洋楽厨の僕は名前も知らないのでよくわからない。知ってたら楽しいのかな?
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.6

音楽とラストシーンがいい。全体的なあらすじは典型的なアメリカン・ニューシネマ。

『俺たちに明日はない』、『イージーライダー』、『許されざる者』、『ワイルドバンチ』、『レッド・デッド・リデンプション』
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山<モンテ>(2016年製作の映画)

4.4

南チロルかそこらへんのイタリアの山麓の村。多くの村人が死に、麓の町では迫害されている。どうやら山は悪魔の住む山とみなされているようだ。

なぜこんなに苦しまなければならないのか?神はいないのか?
男は
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ハロウィン(2018年製作の映画)

2.0

結構絶賛の声が多いらしいけど、僕はダメでした。

マイケルが描きこみの弱いキャラを次々と殺していくだけのよくあるB級ホラーである。しかも殺すシーンでカメラがそっぽ向いたり、ジャンプカットしてしまう軟弱
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新宿タイガー(2019年製作の映画)

3.6

戦後の新宿の歩みと共に、今も新宿の街を闊歩する新宿タイガーさん。
彼の生き方、人生に迫ったのがこの作品だ。

タイガーさんが愛するものは映画、女性、ロマンだが、それはこの国が歪めてしまったものであると
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MOOSIC PRODUCTS!/アイドル・イズ・デッド(2012年製作の映画)

1.1

アイドルの概念をぶっ壊したBiSのプールイ主演のC級映画である。

以上。

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.5

黒人とユダヤ人の警官コンビがKKKに潜入するという実話を基にした作品。

シニカルなギャグ連発で、終始笑って鑑賞できるが、その裏には100年近く変わらない南部アメリカの人種差別的な現状に対する風刺があ
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麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

2.3

ピエール関連で話題になっていたので観に行ってみた。

正直、映画でやるもんかなって印象で、深夜ドラマみたいなノリであまり楽しめませんでした。
開始すぐにでラストまで読めてしまうような浅はかなストーリー
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ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)

4.3

72分間ノーカットで、ノルウェーで起こった最悪のテロを描く。

観てくれとしか言いようがない。フィクションとは言っているがこれは実際に起こったのだ。極右のテロリストが69人の若者を殺した。そしてこのテ
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スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.3

映像が凄かった。革新的だと思う。アニメーションの見せ方としてはCGで、一部を除いて日本アニメではなく、昔懐かしのアメリカのカートゥーンという感じを更に最新に進化させた本当に素晴らしいものだった。

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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

2.5

うーん、どうも楽しめなかった。

まずキャプテンマーベルに魅力を感じなかった。「もっと笑った方がいいよ問題」が海外で起こったことは知ってるけど、そういうジェンダー的な話ではなく、普通に魅力を感じなかっ
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

最近のイーストウッドは全く好きになれないのだけど、まあ前作の何時何分どこ行きみたいなやつよりはマシでした。

まあ見応えはあったけど、中だるみするし、盛り上がりに欠ける部分は否めない。なぜか日本はいつ
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PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」(2019年製作の映画)

3.0

一つの作品として出来は素晴らしかった。グローバルな視野から現代社会の諸問題を描き、味方から敵からキャラクターの描き方も見事。

でもこれPSYCHO-PASSでやる必要があったのかとも思う。シュビラシ
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タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.9

よくあるB級ホラーコメディか。と思って暇潰しに観たんですけど、なかなか良かったです。

人を身なりや雰囲気で判断してお互いの誤解と分断が深くなっていく、これって普遍的な問題。アメリカで言えば南部の保守
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

1.5

まあ関東に住んでる人なら多少笑えるシーンはあるかも。
でもこれを映画でやる必然性を考えて欲しい。こういうのがやりたいなら民放で2時間ドラマでやればいい。

まああくまでネタとしてやってることにこんなケ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

粗野な白人男と、インテリで礼儀正しい黒人という人種のステレオタイプを逆手に取り、移民や黒人という当時の社会的弱者たちの人間的な生き様を軽快に描いた作品。

イタリア系移民の歴史や黒人とチキンの関係性、
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風たちの午後(1980年製作の映画)

3.5

過去一タイくらいの爆睡をしてしまい、ほぼ観てないに等しいです…

三月のライオン(1992年製作の映画)

5.0

この作品はもっと評価されるべき映画だと思っている。

飽和した人間関係、閉塞した日常、「リアル」を求めて禁忌を犯すというポストモダン的な人間関係を1990年の段階で描いているのだ。

主人公アイスは兄
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.8

少しポランスキーの『水の中のナイフ』を思い出した。タイトル似てるだけかもしれないけど。

女子高生の溢れる自意識を繊細に描いている。「いまどき」の監督しか撮れないねこれは。全てまやかしと虚構の時代でい
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