JINさんの映画レビュー・感想・評価 - 33ページ目

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嗤う分身(2013年製作の映画)

3.7

ドストエフスキーの原作を基に映画化したらしい。
何とも不条理な世界で、まるで世にも奇妙な物語でも観てるような感じだった。
同じドッペルゲンガーものなら『複製された男』の方が好みやけど、こちらも世界観が
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.4

安藤サクラのまるで全然演技をしてないかのように見える演技が凄い。
こんなニートとかどっかにおりそうやなあっていう感じで、それがまあブッサイクなんだわ。
そんな彼女がボクシングを始めて、ここでも女優とは
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リアル鬼ごっこ(2015年製作の映画)

4.6

園子温監督は山田悠介の原作を読んでおらずタイトルにインスパイアされたオリジナルを作ったとのこと。
実際「リアル」でも無ければ「鬼ごっこ」でも無い、ただただシュールな世界が繰り広げられていた。
園監督ら
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青鬼 ver.2.0(2015年製作の映画)

1.3

前作は去年自分が映画館で観た映画のワーストやったんやけど、懲りずに観てみたら全く進歩の無さにまいってしまった…。
そもそもあのクオリティーでよく続編を作る気になったものだ。
前作はAKBの入山杏奈がヒ
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ルック・オブ・サイレンス(2014年製作の映画)

3.4

衝撃作『アクト・オブ・キリング』の続編。
インドネシアで起こった100万人もの大虐殺。
その加害者は今も権力者としてのうのうと生きている。
惨殺された被害者の弟が加害者達に会っていくドキュメンタリー。
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.7

アレハンドロ・ホドロフスキー監督作品ということで、わかりやすい映画では無いだろうと思ってはいたけども、昔、寺山修司の映画を観た時のような感覚だった。
とにかく映像が美しい。
内容は監督自身の少年時代を
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マッド・ナース(2013年製作の映画)

2.6

『シリアル・ママ』のナース版みたいなのを想像してたらちょっと違ったかな。
このエロコワナースはもっとモラルをすっ飛ばして自己中心的。
幼少期のエピソードがなかなかえげつないんやけど、それでも環境より生
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紙の月(2014年製作の映画)

3.2

なんとも気味が悪くて腹立たしい話だった。
宮沢りえ演じる普通の主婦であり銀行員である主人公が出来心からだんだんエスカレートして…って話なんやけど、彼女の行動には全く共感も同情もできる部分がない。
魅力
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欲動(2014年製作の映画)

1.4

ハッキリ言って全然面白くなかった。
どのシーンも間延びしすぎててまいった。
濡れ場でさえも…。
これが舞台がバリじゃなかったら最後まで観れたかどうかも危うい。
バリの音楽は好きなので、どれだけケチャが
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グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

3.2

これはまた強烈にとち狂った映画やったね。
孤独がここまで狂気を宿すとは、精神的に異常な女性の物語と言っていい。
ただ本人は孤独を面白がれるキャラでもあるので、全面的に寂しさが出てるわけでもなく、カラッ
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ラブ&ピース(2015年製作の映画)

4.6

園子温監督が「これが俺の魂の集大成」って言うんだから楽しみにしてた。
特撮モノとは聞いてたから怪獣モノかと思いきや「亀」だった。
この亀がカワイイんだわ〜♪
亀のルックスといい、他のおもちゃ達といい、
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

旧シリーズは幼少期にTVで観た記憶がわずかにあるが、当時は世界観が全く受け付けず、ハッキリと嫌いな映画だった。
年月が経ち、新たにリブートして作られたこの作品を観て果たして自分はどう感じるのか? 
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攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)

4.1

ARISE borderシリーズを全部映画館で観た以上、この作品も劇場で観ないわけにはいかない。
そして、それらを観ずにいきなりこの作品を観るのは難解すぎて大変かもしれない。
逆に観ていたなら今までの
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トゥモローランド(2015年製作の映画)

3.7

ディズニーランドにこんな名前のアトラクションがあるなんて今知った(笑)
あまり期待していなかったせいか意外と楽しめたね。
昔の人が思い描いたSF未来都市を再現したような映像には一番ワクワクした。
そし
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ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス(2014年製作の映画)

3.5

1、2のようなサバイバルゲームの話ではもはや無くなり、革命の話に突入。
それが結局この3部作目が前後篇に分かれることで、中途半端なポジションの話に。
全体としてやや地味な内容には感じた。
大方情報戦と
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海街diary(2015年製作の映画)

4.5

原作マンガは未読。
凛とした長女の綾瀬はるか、生き生きとした次女の長澤まさみと三女の夏帆、瑞々しい四女の広瀬すず、とにかく4姉妹がとても綺麗で魅力的。
鎌倉の風景も美しい。
辛い事や悲しい事があっても
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予告犯(2015年製作の映画)

4.2

原作マンガは未読。
とてもとても哀しい話だった。
最初は世直しモノか?と思ってたら、格差社会っていうものがズーンとのしかかってくる。
今の日本ってこんなに酷いのか?っていうぐらい。
「小さいことでも、
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極道大戦争(2015年製作の映画)

3.2

これは三池崇史監督が意図しておもいっきりハチャメチャにB級映画を作ったったで!っていう感じで、もう何が何だかよくわからない。
受け身でいたんじゃ置いてけぼりを喰らうかもしれない。
観てる側がどれだけツ
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トイレのピエタ(2015年製作の映画)

4.2

RADWIMPSの野田洋次郎が果たしてちゃんと演技できるのか?っていうのが一番の興味ではあった。
まああの役なら本人はわりと自然体で演技できたんじゃないかな?
全体としては何か危ういバランスで違和感み
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アイズ(2015年製作の映画)

3.8

『リング』の鈴木光司原作のホラーということで観てみた。
ゾクゾクッとする描写は出てきたけど、けっこうストーリーに重きが置かれ、恐怖そのものは観終わってからじわじわくる面白さがあったと思う。
謎解き要素
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お化け屋敷列伝 戦慄迷宮MAX(2015年製作の映画)

1.8

「史上初、お化け屋敷体感型ムービー!」ということで、それなら映画館で観ておくべきなのかと思ったのが大きな間違い。
富士急ハイランド閉園後に6組がこの戦慄迷宮に入り、自撮りを含めワーキャービビり喚き散ら
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カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

3.3

おもいっきり少女マンガみたいで全身サブイボが立つぐらい恥ずかしいと思ってたら、コレ少女マンガが原作やった(笑)
驚いたのは当時エラい普通の女の子を大抜擢したと思ってた大原櫻子が、演技もイイ表情するし、
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ビリギャル(2015年製作の映画)

4.6

大学受験で合格するってこんな最初から結果がわかってるような作品にはほとんど興味がわかなかったんやけど、蓋を開けてみればこれがやたらと評判がイイ。
実際なかなか面白くてビックリした。
と言うのも、登場人
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イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

3.2

乾くるみの原作は未読。
恋愛映画をわざわざ映画館で(しかも一人で・笑)観るなんてことはあり得ないんやけど、最後の5分で覆るというキャッチコピーに釣られ…。
最初から警戒して観てたら大きなツッコミどころ
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新宿スワン(2015年製作の映画)

3.9

原作マンガは未読。
監督が園子温ということで期待してたらビックリ、全然彼らしくないまともな普通の商業映画。
脚本が鈴木おさむ、水島力也ってなってるから、監督も普通に任せられて撮っただけにしか見えないっ
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シグナル(2014年製作の映画)

3.5

SF映画好きとしては観ておくべきだろうと思ったので、クチコミ評価がイマイチなのは承知の上で鑑賞。
とにかく最初の掴みが弱くて中盤まではテンポも遅いし、全体的にモヤモヤとかなり退屈だった。
しかしながら
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チャッピー(2015年製作の映画)

4.8

のっけから『第9地区』っぽい雰囲気を醸し出し、『エリジウム』然り、いかにもニール・ブロムカンプ監督テイストたっぷりの作品を観てるっていう感じだった。
それらと比べると、この作品が一番エンターテインメン
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ラン・オールナイト(2015年製作の映画)

3.7

動きがあるまでがけっこう退屈やってんけどね。
事が起こってからの展開はめまぐるしいものが。
まさにタイトル通り。
映画のテイストはそんなに好きじゃなかったんで、誰が監督かと思いきやジャウマ・コレット=
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メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.6

これは映画よりもゲームを作って、自分の分身を動かした方が楽しめるやろうね。
三部作の一作目ということで、謎は解決しないし、迷路を売りにしてるわりにはそのスゴさとか魅力みたいなものもあまり伝わってこない
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脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)

3.8

水城せとなの原作マンガは未読。
恋愛における脳内会議のシーンがコミカルで楽しいんやけど、それを取っ払ってしまったらごく普通の恋愛映画。
ってことは逆に誰にでもわかりやすい恋愛事情を扱ってるわけで、脳内
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.8

古沢良太脚本、『リーガルハイ』のスタッフで作ったっていうからわりと期待してたんやけど、思ってたよりかは笑えなかった。
いくつかのエピソードがどう繋がり、どう収束するのかっていう部分も、最初コロコロかわ
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JIMI:栄光への軌跡(2013年製作の映画)

3.4

ジミ・ヘンドリックスの伝記映画ということで、これは観ないわけにはいかないやろうと思ってたんやけど…消化不良だった。
え?ここで終わるんかい?!っていう。
事前に権利関係で許可が出なくてジミヘンの曲が使
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パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.2

これ、クチコミの評価が高いというだけで観てみたんやけど、こんなゲイや炭坑夫の話だとは全く知らず。
タイトルからもっとユルい話を想像してたら全然違って、原題は『PRIDE』。
まさに誇りをかけた同性愛者
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ジヌよさらば かむろば村へ(2015年製作の映画)

4.4

いがらしみきおの原作マンガは知らない。
結論から言うと、今まで観た松尾スズキ作品の中では一番笑えたし文句無しに面白かった!
お金アレルギーの主人公を松田龍平が演じていて、この設定が新鮮。
個性的な出演
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劇場版 テレクラキャノンボール2013(2014年製作の映画)

3.8

元は10時間のAVで、それを編集して一般向けにドキュメンタリー映画として成立させたもの。
6人のAV男優がナンパハメ撮りにいろいろポイントを付けて競い合うんやけどね。
話題になってたから観たけど、いや
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.9

前情報がいろいろ入りすぎてはいたけど、そこまでハードルは上げてなかったので、なるほどこうゆう感じかといった風に楽しめた。

内容は『ブラック・スワン』に共通するものを強く感じた。
巨大な承認欲求の話。
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