JINさんの映画レビュー・感想・評価 - 34ページ目

JIN

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セッション(2014年製作の映画)

5.0

鬼を見た!
映画館で鬼を見た!
あのジジイは鬼だ!
もしかしたらあんなに終始緊張しっぱなしのまま映画を観たのは初めてかもしれない。
音を楽しむと書いて音楽…なんてものが吹っ飛んで完全に体育会系、それ以
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

4.2

前篇は特に情報も入れずに観たけど、今回はマンガは未読ながらアニメでだいぶ後半まで観てしまってる状態での鑑賞っていうのが大きく違うところ。
それでも多少無理は見えるもののうまいこと映画の尺にまとめてスト
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

2.5

大阪2児放置死事件を基に作られたフィクション。
全く音楽もなくひたすら淡々とした演出。
同じくネグレクトを扱った映画『誰も知らない』が頭に過った。
こちらはもう完全に密室であり、しかも姉弟が幼すぎて演
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.6

音楽映画は何と言っても音楽の質が作品の質を左右する。
その点この作品は文句無しで、どの場面のどの音楽も素晴らしいものだった。
キーラ・ナイトレイのナチュラルな歌も良かったし、マルーン5アダム・レヴィー
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ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

4.6

前篇がかなり面白かったので後篇も待ちわびていた。
繰り返すが宮部みゆきの原作は未読。
後篇の評価がガクッと落ちてるのがちょっと気にはなってたけど、個人的にはそんなことはなかった。
後篇で明らかになる真
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少女は異世界で戦った(2014年製作の映画)

3.2

凄まじいB級臭が漂っていた(笑)
SF格闘アクション作品って趣で、ストーリーは核だの原発だの3.11だのカルト宗教だのアイドルだのワームホールだの随分盛り沢山ではあったけどそこはけっこう退屈で、とにか
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マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

4.5

イイ映画やったけど、この邦題はおかしいやろ?
何でこんなマダム・マロリー推しのタイトルなのか?(原題はThe Hundred-Foot Journey)。
りくろーおじさんのチーズケーキとか大阪鶴橋
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イン・ザ・ヒーロー(2014年製作の映画)

3.8

着ぐるみスタントのスーツアクターという仕事に焦点を当て、他の裏方仕事との関わりにも突っ込んで舞台裏を見せてくれてるのが特によかった。
元々特撮ファンなので思い入れもしやすかったし、たとえ内容がベタでど
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リュウグウノツカイ(2013年製作の映画)

2.7

60分と短い。
深海魚が好きで武田梨奈出演ということで観てみたけど、内容はけしからん映画だった(笑)
リュウグウノツカイの扱いはどうでもいい感じ。
なんせ気味が悪いし、腹立たしい。
女子高生達がまるで
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インターミッション(2013年製作の映画)

2.6

秋吉久美子と染谷将太の年の差夫婦から、特撮ファンにはたまらない水野久美、ひし美ゆり子、古谷敏さんら、若手の寺島咲や門脇麦まで33名の多彩な出演者。
故・中川安奈さんが見れたのも嬉しい。

関西人からす
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横たわる彼女(2014年製作の映画)

1.7

小松彩夏主演ということで観てみたけど、これは正直全然面白くなかったなあ…。
内容は現代の怪談風味やねんけど、恐いと言うよりとことん哀しい話っていう感じで、とにかく暗い。
メリハリがあまりなく、延々続く
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アフリクテッド(2013年製作の映画)

3.2

『クロニクル』がエスパーものPOV作品なら、これはヴァンパイアものPOV作品。
ドキュメンタリータッチの演出なので、臨場感とリアリティーはある。
もし『クロニクル』を先に観てなかったらもっと新鮮な感覚
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あの娘、早くババアになればいいのに(2013年製作の映画)

2.5

タイトルで面白そうと思って観てみたけど、これはぶっちゃけイタすぎて気持ち悪い。
いわゆるコアなヲタクのアイドル愛にとどまらず、それってもうアウトやろっていう愛が入ってきてる(笑)
その距離感の微妙なさ
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デスフォレスト 恐怖の森2(2015年製作の映画)

1.8

元となってるゲームは知らないし、1作目も観ていないという状況で観たのが大失敗。
いや、そうでなくても大失敗やねんけど(笑)、巨大な白塗り出っ歯顔面女ヨシエとその仲間達のインパクトだけは凄かった。
それ
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メン・イン・ブラック3(2012年製作の映画)

3.6

映画館で1を観た時、期待値に全く届いておらずがっかりした思い出が。
それから個人的には低空飛行のこのシリーズ、これが一番出来が良い印象。
ユーモアたっぷりの宇宙人や台詞回しが楽しめて、クライマックス後
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チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像(2014年製作の映画)

2.5

ドラマはシリーズ全部観てたので、総括的な出演者陣やったのはよかった。
内容の面白さもそれなりに安定。
ただこの手のTVシリーズの続編を映画でやるパターンでは毎度感じるけど、別にスペシャルドラマでええん
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.0

正直言ってアスペルガーってこりゃめちゃめちゃ大変やなあって思った。
それだけにシモンを支える兄貴の深い優しさと、イェニファーの大らかさに感動するんやけどね。
冷静になって見れば迷惑この上ない話も、非常
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

3.8

気がつきゃ一番才能のない人間がバンドを散々引っ掻き回すトンデモ話(笑)
音楽映画なのに音楽で魅了されるシーンが少ないことに不満。
せっかくアバンギャルドなことやってるんやから、人間ドラマだけでなく音楽
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ザ・ホスト 美しき侵略者(2013年製作の映画)

3.5

監督が『ガタカ』『シモーヌ』『TIME/タイム』とどれも好きなSF作品であるアンドリュー・ニコルということで観てみた。
地球侵略モノでも興味深かったのは過剰に暴力的ではなかったこと。
むしろ地球人の方
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.3

カラフルでオシャレな音楽の映画だった。
ハートウォーミングストーリーなんて言っちゃってるけど、実はそこまで手放しにほっこりする内容だとは思えない。
何だかモヤモヤが残ってしまったのは、記憶を取り戻すと
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ばしゃ馬さんとビッグマウス(2013年製作の映画)

3.6

脚本家を目指す人の話というのは、普通の人にとっては遠い話でも作り手側にとっては最も近い題材。
映画でも音楽でも小説でも何でも客側は好きなことを言うは易し、いざ生み出す側に回るとそりゃもう大変。
昔自分
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世界の終わりのいずこねこ(2014年製作の映画)

3.0

クラウドファンディングで作られた低予算近未来SF映画。
いずこねこが主演の映画ってどんなんだ?っていうその興味と、出演者に緑川百々子、小明、宍戸留美、姫乃たまといった人達が出てるのにもそそられた。
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ワンダフルワールドエンド(2014年製作の映画)

3.7

松居大悟監督が大森靖子の歌の中にある世界観を拡張して作ったと解釈していいのかな?
女の子がカワイイ女の子に憧れ、好きになる感覚っていうのが強めに描かれていた。
異性であるが故の純粋な憧れや愛おしさが美
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦中、解読不可能と言われたナチス・ドイツのエニグマ暗号解読に挑んだ天才アラン・チューリングを描いた作品。
彼を演じるベネディクト・カンバーバッチの演技が素晴らしい。
天才だけど変人で、今で
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アナベル 死霊館の人形(2014年製作の映画)

2.7

平日やのにけっこう客入りが良くて驚いた。
何でこんな人気があるんやろうか? 
内容は正直言ってつまらなかったし、何度も寝てしまいそうになった。
音の大きさや音楽で脅かそうとするのは実に古典的。
オカル
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テラスハウス クロージング・ドア(2015年製作の映画)

3.5

TVシリーズがああゆう終わり方をした以上ずっと気になってた。
でもこんなの続きは映画でっていうやり方が邪道に思えて映画館で観るもんではないなと思ってたんやけどね。
CMの煽りに負けた(笑)
そして客入
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.6

宮部みゆきの原作は読んでない。
本当は前編と後編を一気に観てしまいたい。
前編だけだと中途半端な感想しか言えないからね。
ただ、現時点ではそんなアホなと思いながらも十分面白いし、キャストもいい。

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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.6

夕飯時に観るととても腹ぺこになる映画(笑)
人間、どんな仕事をしていたとしても何がきっかけで突然職を失うとも限らない。
それでも元々腕のある人間っていうのは誰かが放っておかないもの。
そんなあれこれと
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.5

夏・秋編は去年の邦画マイ・ベストだったので、待ち遠しかった。
できれば四季の移り変わりを一気に観てみたかった気もする。
改めてこんなに「食」に特化した作品でもあったんだな、と。
人はその土地の四季の中
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小さいおうち(2013年製作の映画)

2.9

山田洋次監督らしい作品やとは思ったけど、この時代背景で不倫っていうのが新鮮であり、ドン引きでもあり(笑)
全体的には日本が戦争へと向かっていく時代背景の中、ある家族と秘めた恋を女中目線で描いてた感じ。
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.8

ストーリーはもうめっちゃベタな話でしたが、クリスティーナ・アギレラの声を聴いた瞬間に鳥肌が!
音楽と歌とパフォーマンスが本当に素晴らしかったですね。
シェールの歌も悲哀がひしひしと伝わってきて、とても
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サロゲート(2009年製作の映画)

3.5

主演はブルース・ウィリスなんですが、最初かつらをかぶって出てきたのはけっこうインパクトありました(笑)

サロゲートっていうのは自分の身代わりロボットで、パーマンで言うところのコピーロボットみたいなよ
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ソルト(2010年製作の映画)

3.0

おすぎがCMで「あなたはソルトに騙される!」って言ってたので、当時、誰かにネタバレされないうちに映画館で観ておこうかと足を運んだわけですが…。
おかげで最初からバリバリ警戒しながら観てましたけどね。
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シルク・ドゥ・ソレイユ 彼方からの物語(2012年製作の映画)

3.4

この作品を映画館で観た時点では、生のシルク・ドゥ・ソレイユは『コルテオ』しか観たことなかったけど、生はそれはもうとても素晴らしかった。
だから、映画で観るぐらいなら生で観れる時観りゃええやんっていう気
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

4.8

主役はジャスティン・ティンバーレイク。
ヒロイン役のアマンダ・サイフリッドも存在感と色気があって良かったなあ。
これが自分好みの近未来SFスリラーでめっちゃ面白かった!
「時は金なり」とは言うけれども
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円卓 こっこ、ひと夏のイマジン(2014年製作の映画)

4.0

西加奈子の原作は読んでないけど、実にイイ映画を観たと実感できる作品だった。
知らないことだらけで、常識が何たるかもわかっておらず、やたら「何で?」と好奇心で突っ走ってた子供の頃。
どんな目線で人や物事
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