いがらっしーさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

いがらっしー

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パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

3.8

1990年代、アルジェリア。イスラム原理主義の中、夢はデザイナーの女子大学生が、自分達の自由と未来のため、命がけでファッションショーを行う。
女性差別とは、一見、イスラム原理主義という国家との闘いだけ
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

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自由に生きたいと思ってたのに、なんもなかった…
夫に先立たれ、子ども達も独立した独り暮らしの老人は、自由だが、寂しい。
まるで近い将来の自分を観ているよう。
若いときには確かに、年配者の気持ちなんて分
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

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綾野剛さんの為の映画なんだけど、綾野剛さんが、興奮して怒り、物に当たって殴り付けたり蹴りつけたりする度に、
この方は、熱血刑事や娘想いの父なんかじゃなくて、変質者とか狂人者役の方が似合うのに…と思って
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朝が来る(2020年製作の映画)

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全て無かった事にしたい周りの人達の中で、自分のやって来たことや自分の運命、自分自身までも否定をしたくない!
だから切に願ったのだ。
『なかったことにしてほしくない!』と
彼女の愛情深さは母親そのものだ
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

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主演の瀧内公美さんが、『火口のふたり』以前に、既にここまで体当たり演技をされていらしたことをはじめて知る。
女優が裸をさらして性的な演技をする自分が、正に、作品の演技上、デリヘルでアルバイトしているけ
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さくら(2020年製作の映画)

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家族の話…それは性教育ともいう、大切ではあるけれど、随分露骨な説明がされた。こんな風に映画に出演してる幼い妹の役を演じたテン子ちゃんはこの話を聞いて、これからどんな大人になるのだろうか?と本筋以外な処>>続きを読む

人狼ゲーム デスゲームの運営人(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

相変わらず、言葉で説明してるから、なかなか理解が追い付かない。それも早口で捲し立てるから、人狼ゲームのルールをそれなりに知っている私も、かなりの集中力を要する。
今回は、人狼ゲームをやっている高校生達
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ホテルローヤル(2020年製作の映画)

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ラブホテルという設定と『全裸監督』の武正晴監督作品だから、かなりエロ激しい?のではないかと覚悟していったが、そうではなく、ある意味、真面目に性を捉えていて、しかも何組もの深い人間ドラマがえがかれている>>続きを読む

クローゼット(2020年製作の映画)

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私も含め、誰もが人に言えないような悩みを抱えて生きている…
普遍的な辛い事象をみせられながらも何処にも救いが無いような作品が多い中で、私も生きていれば誰かの役にたてるかもしれないと思えた。

この映画
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無法松の一生(1943年製作の映画)

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東京国際映画祭:EXシアター六本木にて鑑賞。
三船敏郎さんと高峰秀子さんの作品では本当に泣けたので、期待大。
作品の前に、『ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』を観せて
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

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ドキュメンタリーを観ている様な錯覚に何度も陥る。手持ちカメラが人物を追いかけてリアルな切迫感を生み出したり、ゆったりとした空気感がその場に本当に存在していることを感じさせる。

私だったらどうするだろ
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アンダードッグ 後編(2020年製作の映画)

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2020 #東京国際映画祭 でのオープニング映画『アンダードッグ』(武正晴監督)の前編・後編を一気に観てきました(*´∀`)♪
あの『百円の恋』のチーム(佐藤現プロデューサー、脚本はお馴染み 足立紳監
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アンダードッグ 前編(2020年製作の映画)

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2020 #東京国際映画祭 でのオープニング映画『アンダードッグ』(武正晴監督)の前編・後編を一気に観てきました(*´∀`)♪
あの『百円の恋』のチーム(佐藤現プロデューサー、脚本はお馴染み 足立紳監
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アブノーマル・ロデオ・ブルース(2020年製作の映画)

4.9

テアトル新宿にて、あの映画『ファンシー』の廣田正興監督の作品だということで観に行った。一夜限りの『アブノーマル・ロデオ・ブルース』
元々、成人向映画として製作された大蔵映画で、それを通常の映画館でも観
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浅田家!(2020年製作の映画)

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家族全員でコスプレして写真を撮っているカメラマンがいる話は有名だったから、知っていたけれど、「何故その写真が素晴らしいと感じさせてくれるのか?」なんて考えたこともなかった。
その答えを教えてもらった。
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花戦さ(2017年製作の映画)

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華道の家元三十一世、頂法寺僧侶の池坊専好を描いた作品。
信長や秀吉の前で生けた昇り竜という名の生花は実にお見事。
池坊で生花を少し習っていたこともある私には、伝記として残っていた実話を元につくられた話
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星の子(2020年製作の映画)

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劇場で幾人かの人達が声に出して笑ってしまうシーンもあったが、全体に不思議な空気に包まれて、宗教のごとく引き込まれ、惹き付けられてしまう、大森立嗣監督らしい映画だった。

星の子とは新興宗教を信じる親を
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本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)

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メ~テレ(名古屋テレビ)の連続ドラマだった時から大評判だと聞いていたし、深田晃司監督作品だから初日に観に行った。
連続ドラマをまとめた4時間余りの作品なのに、寝落ちの心配など全くなく、予想外の展開の連
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

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蒲田マチ子ていう主演の松林うららさんの初プロデュース作品。
俳優・女優としてのこれまでの努力も苦悩も知っているから余計に切ない。
今回、映画館で観る前に一度ネットで限定配信されていたものを観たんだけれ
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

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映画『ホームレス中学生』の古厩監督の作品
この映画、台詞が比較的少なく、会話がゆったりしているから、大切そうな言葉が印象に残り、しかも人と人が言葉以外の部分、心で交流しているのがみてとれるから、良い作
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若い人(1962年製作の映画)

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爽やかな昔の大スター達のアイドル映画かと思いきや、複雑な家庭の女子高生の心の葛藤が描かれているし、昭和の泥臭さも堪らなく良かった。
吉永小百合さんも浅丘ルリ子さんも非常に可愛いし、不良ぽくない石原裕次
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夜、逃げる(2016年製作の映画)

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あの『全裸監督』の脚本を書かれた山田佳奈監督の作品。

行き詰まった舞台女優のあるある。
うざ過ぎるほど振り切った過剰な演技の連発だったが、設定が舞台俳優達のため、それもリアルかもしれないと思えた。
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

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何で私だけが…
でもこれは特別な環境の特別な人達の話なんかじゃない。誰もが感じたことがある普遍的な思いがいっぱいつまってる。
明日への生きる力を頂きました!

華麗なる恋の舞台で(2004年製作の映画)

4.3

アネット・ベニングの魅力全開!

ウブじゃ女優はつとまらない。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

ちょうどアメリカのカリフォルニアに住んでいた頃と時代が重なる。
あの頃の少年達に流行ったストリートファッションが懐かしかった‼️
アメリカの車道って余裕があるんだよね。あの車道をスケボーで下って来るシ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

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登場した全ての人達の切ない恋心が溢れまくった作品。行定監督の作品は映像美だけでも満足だけど、そこがいつも凄い‼️

BLの愛って結婚とか子作りとは全く関係なくて、性欲とか一緒にいたいとかっていうものの
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.8

イーサン・ホーク観たさに鑑賞。
アメリカ映画なんだけど、ヨーロッパ、若しくは北欧映画の様に重々しく暗い。

ニューヨーク州北部の小さな教会「ファースト・リフォームド」の牧師・トラーは、ミサに来た若い女
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フェイス・オブ・ラブ(2013年製作の映画)

4.5

これもアネット・ベニング観たさに鑑賞。彼女は実にチャーミングで魅力的な大人の女性だと思う。表情も仕草も服装も洗練されていて…同世代としても憧れる。こうゆう女性の魅力も大人の恋愛も、たぶんある程度の年輪>>続きを読む

ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

4.3

評判もそこそこ良かったし、アネット・ベニング観たさに鑑賞。
『20センチュリー・ウーマン』を観て以来、年齢が近いせいもあり、大人の女性が出てくる作品を観たいし、彼女のファンになってしまった。
今回の役
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

『ブックスマート』って、
その意味は『実践に乏しい人』
高校時代、勉強しかしてこなかった成績優秀の親友同士、エイミーとモリーは、卒業を明日に控え、遊んでばかりしてきた人達もレベルの高い大学に合格してい
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探偵物語(1983年製作の映画)

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若かりし頃の私には、松田優作さんの魅力も分からず、薬師丸ひろ子さんのアイドル映画なんてつまんないに違いない!…と観ていなかったが、勿体ないことをした。
確かにこの時代独特のアイドル映画の雰囲気がなくも
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喜劇 愛妻物語(2020年製作の映画)

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早く観たくて、昨日もまた他の映画館へ行ってみたが、またも満席。
やっと今日観れた。
よその夫婦喧嘩は辛口の夫婦漫才を観ているようで可笑しい。
けれど、今では売れっ子脚本家となってしまった足立監督夫婦の
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

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産みの母には小さい頃、父親と自分の二人を捨てられたからか、育てて貰った母親に新しい命が宿ったと聞いてから、自分の存在に不安になり始める。
人は誰かに必要にされないと、愛情に不安を抱くのかもしれない。
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

トム・ハンクスの演技を観られただけでいつも心が温かくなる。
しかも役柄がアメリカの子供向け番組の司会者フレッド・ロジャースだから、尚更だ。
我々日本人がこの映画を観るより、アメリカ人なら、そういう気持
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.3

映画音楽、映画のもつサウンドは設備の整った映画館でしか味わえない!と思っているので、この映画もまた映画館で観たかった。
ミュージックテープがステレオに変わって、映画もドルビーサウンドに変わった頃、私は
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

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今更ながら鑑賞してみて、脚本の面白さに驚いた。
一部屋での会話劇というものの、途中の休憩シーンも挟みながら一本調子にはならず、話の展開と共に陪審員達の気持ちが右往左往と揺れ動いて行くのが見逃せない。
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