モモモさんの映画レビュー・感想・評価 - 28ページ目

ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

3.3

子供達を殺す時の「足」の演出が良い。
流石に上映時間が長過ぎるけど、ラストでああいった物語の交わりをする為なら仕方ないのか…?

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.9

登場人物全員病んでる「躁映画」なので観るとドッと疲れる。
親子喧嘩で生々しさを演出し実家に想いを馳せる事が出来る映画は大体面白い。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.7

ある登場人物に対して「嫌な奴だけど、みんなの前で恥かかせる様な事しなくても…」とか思ってたんですが、物語が進むにつれて嫌な奴度が増して最終的には「酷い目にあって欲しい」と願ってしまった。

コンタクト(1997年製作の映画)

3.5

この作品の十数年後、マコノヒーも宇宙の彼方に行くと思うと感慨深い。

マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

3.5

その場その場で嘘をつき本物になれない空っぽな男を演じる松山ケンイチに妻夫木聡が押されてる様な印象を抱いていたが、ラストシーンで見事に挽回していた。
女子高生の忽那汐里が沢山人を殺す、そんな映画が観たい
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

3.6

「濡れ場で男のケツを映す」「見てはいけない物をのぞき見てしまう」「男同士のワチャワチャ」の3大好きなシチュエーションが出てきたので良かったです。
菅田将暉は男前な役より本作みたいな役柄の時の方が好き。

バベル(2006年製作の映画)

3.7

時系列がバラバラで、それぞれのエピソードが「僅かな繋がり」で各々の人生に激変をもたらすという構造がイニャリトゥ監督の前作「21g」と同じだが微妙に上手くいってないのは何故だろう。
まったく関係ない話だ
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

MCU史上、最も平和で優しいインフィニティ・ウォーで傷付いた心を癒す「決定的ヴィラン無き」ヒーロー映画。
MCUの弱点であったヴィラン魅力不足問題を解決していったフェーズ3が行くところまで行くと「物語
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.9

オリジナルが好きなので身構えて鑑賞したが、かなり忠実なリメイク(日本版への変換)で程よく満足。
現代パートでの制服を着て暴力沙汰の理由やアル中に落ちた旧友の細かい設定等、全体的にマイルドになっている印
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

3.7

スポーツ物のテンプレ的なTHE王道が良い。
ラストバトルが2段構えで得した気分。
日本の俳優で本木雅弘が一番すき。

フミコの告白(2009年製作の映画)

3.8

ペンギンハイウェイのあのシーンを思い出し、長編処女作でちゃんと作家性出てたんだなと。

パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

3.7

カットバック大好きマンなので序盤から興奮する編集の数々だった。
匂いを映像から感じる様な美術とクローズアップが最高。
オチの飛躍加減に付いて行けず。

スラムドッグ$ミリオネア(2008年製作の映画)

3.8

エンドロールのダンスシーンの「ダニー・ボイル…お前…!!」感が良いですね。
キッレッキレの編集も良いですね。

セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.6

色々描写不足な物語だがテーマの真摯さは好きです。
指の骨折を自力で治すシーンを「まあロック様だし…」で観客に納得させるスターパワーが凄い。

夏、19歳の肖像(2017年製作の映画)

3.0

「共犯」でロンジー監督のファンになった身としては本作は正直期待外れだった。
覗きに飽き足らず不法侵入、窃盗、ストーキングの犯罪コンボを決めまくる序盤から物語に入り込めず、主人公にも好感を持てなかった。
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

今年の夏に映画館で観たアニメ映画では一番「夏休みに適した映画」だったダークホースな秀作。
SF少年友情恋愛憧れ全部盛り冒険譚。
「おっぱい」を余りにも連呼する事に驚いたが宮崎駿や細田守から感じる異様な
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.8

エクレアが食べたくなる映画。
大体の問題は友達がいれば解決する。

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

2.9

園子温パートがキツすぎた。
草彅剛はやっぱり良い役者。

最初で最後のキス(2016年製作の映画)

3.9

事前情報0で観てよかった秀作。
はみ出し者達の映画は観ていて居心地が良い。学校から、社会から、組織からはみ出た者達に居場所を疑似体験させてくれるのが映画の良い所だ。
「マジかよ…」な物語の収束には今作
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

4.3

フォールアウト鑑賞以来、観直したくて堪らなかったので久し振りに再視聴。
近接戦闘、カーアクション、無茶苦茶なノースタントが凄まじいのは言うに及ばずだが現場で突貫工事的に作ったとは思えない緻密な脚本に毎
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.9

構成が酷いとか映画としてダメとは一切感じないが「自分には合わない感性」の映画だった。楽しみにしていただけに残念。
会話やちょっとした演出に裏寒さすら覚えた。ピラミッドの件で完全に心が冷めてしまった。
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.2

屈強な強面ラッセルがコミュ障にしか見えない「俳優ってスゲェ」映画。
中盤での転調が堪らん。
家の裏の廃屋でアレを発見するシーンは最早ホラー。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

感染物をパニックムービーではなく、淡々と風刺的に描く秀作。
「さすがソダーバーグだぜ」な豪華俳優陣の中でも冒頭のグウィネスに心掴まれた。グウィネスは悲惨な目に合うと輝く女優だ。
触った物を機械的に追う
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.3

犯人側を応援してしまうのは高倉健が演じてる所為だろうか。

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

3.5

ダムが決壊して家々がぶち壊れて偉い事になってるのに見易いアクションシーンが凄い。海賊シーンも良い。全体的には凡庸。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.2

こち亀の実写化は本作を参考にすべきだったし、グラセフを実写化するなら本作みたいにするべきだろうと思います。
ヴィン・ディーゼルも真っ青の狂った物量のカーチェイスが凄まじい。

RONIN(1998年製作の映画)

3.7

やけにアッサリな幕切れは残念だが、通行人や運転手と言った罪のない人を巻き込み続ける市街戦やカーチェイスの連続は良かった。

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

3.9

映画は楽しめたが前作と同じで劇場に「自分の事面白いと思ってツッコミを入れる」気持ち悪い人が発生していたのが残念ですね。面白いのは銀魂であって、君では無いのだ。
前作と同じで「実写にする為の改変」を全て
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スターダスト(2007年製作の映画)

3.0

お粗末な話の中でも忽然と輝く「マーク・ストロング」「妙に残酷でオーバーキルな暴力描写」と言ったヴォーン節。
何を思って、何を考えて、デ・ニーロのシークエンスを撮ったのだろうか。

GO(2001年製作の映画)

3.7

電車での幻視の演出、凄く好きです。
「血が汚れてる〜」云々は今観ると「お前ネトウヨやんけ!!」としか思えないが当時の視聴者はそういった思考、思想に何て名前を付けていたのだろうか。

エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

3.4

ジーナが豪華男優陣をボコボコにする。その一点のみに支えられた映画。
相変わらず終わりのキレだけは良い。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

ここまで劇場が一体になり笑いを共有した映画体験は久し振りだ。
既に多くの人間が語り尽くした事だろうから詳細は省くが、美しい「3幕構成」とは正にこの事なのだろうと感嘆するばかりだった。
「お、これは伏線
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.9

ソダーバーグお家芸のテロップ、ズームレンズ、俳優重視を受け継ぎながらも癖は削ぎ落とし、よりスタイリッシュに仕上げた「オーシャンズ」最新作。
思っていた以上に「オーシャンズ」要素が強くニンマリ。
冒頭か
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コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.9

「義兄弟」然り、韓国×北朝鮮のバディ物は外れが無い。
韓国映画の中でも「ベルリンファイル」以来の力の入った近接格闘描写に満足。
上下空間を使ったチェイスからの、肝っ玉が冷えるカーアクションへのシームレ
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.9

四つ巴の攻防戦を全く混乱せずに観れる綺麗な物語構成が良い。
小道具、台詞が伏線の役割を次々に担っていく脚本術に興奮しました。