モモモさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.9

薬物漬けのイギリス人がタイの刑務所で「ボクシングとは何ぞや?」に目覚めていく薬・ダメ・絶対映画。
俺はこんな所にいたくねえ!を追体験できるほぼドキュメンタリーな作品。
オンリーゴッドや本作の所為で僕の
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ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年製作の映画)

3.0

小学生の頃からブロリーの物真似してたんですが、改めて観直すと全然似てなかった事に気づいたので今後は控えようと思います。

そして友よ、静かに死ね(2011年製作の映画)

3.7

中盤まで劇伴の使い方が節操ないな…と気になって仕方無かったが、中盤以降は物語に没入出来た。
王道だけどラストの「人生の過ち」を振り返る編集が良い。
ジジィブロマンス、ハズレなし。

ハード・コア(2018年製作の映画)

3.3

意図せずオフビートな映画になっていたのが、今作は意図したオフビートの様に感じ山下監督作品の中でも余り自分には合わない作品だった。
山田孝之がイキイキしていたが、エンドロールで製作の中に山田孝之がおり妙
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来る(2018年製作の映画)

4.3

原作は未読だが世界観と主要人物達が好みのど真ん中に刺さった個人的「中島哲也最高傑作」。
西尾維新的であり、白石晃士的でもある怪異概念の世界でダメ男達と専門家達が「何か」に挑む。この概要だけでも大満足で
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.9

「家族映画」の新たな秀才。
作家性を出しながらも手堅く丁寧に作っているのが良い。
車のシークエンスにおける一連の編集、カメラワーク、人物描写、全てが完璧だった。向き合えず、眠りに付くあの感覚には共感を
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

4.0

「ブロークバック・マウンテン」を想起させる新たなLGBT映画の傑作。
口数の少ない主人公二人を象徴する様な、寡黙で静かな空気が最後まで映画を包み続ける。
個人的にグッときたのは親子描写と祖母の立ち位置
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マシニスト(2004年製作の映画)

3.8

「頭がイかれたのは俺でした」映画の中でもかなり綺麗な収束をする作品。
この映画が教えてくれるライフハックは「頭のおかしい奴を追い払う時は金玉を鷲掴みにしろ」です。

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

3.6

冒頭の人物紹介の編集、構成がゴチャゴチャで不安になったのだが、以降の展開には没入して観ることが出来た。
「地獄の黙示録」の様な(制作は本作の方が早いが)異国地獄巡り映画はやはり良い。
その果てに辿り着
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

4.0

万人には勧める事は出来無いが、個人的にはかなりドツボにハマった傑作スリラー。ホラー映画を期待すると肩透かしを喰らうかもしれない。
何が起きていて、何が目的で、何が真実で、何を隠していて、何が正解だった
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

4.0

シンプルな復讐譚を、台詞は最小限に、劇伴と映像だけで物語る血みどろ・ニコラス・アクション映画。
アクションに次ぐアクションで構成されたFURY ROADの系譜を継ぐ新たな傑作。
ニコラス・ケイジの「過
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GODZILLA 星を喰う者(2018年製作の映画)

3.4

聞こえてきた低過ぎる評判と前2作のお陰か「面白くは無いけどソコソコ楽しめた」という評価に着地しました。
相変わらず面白味のない突っ立ったままの会話に真っ向勝負しない怪獣描写はもう良しとしましょうよ。今
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ロープ(1948年製作の映画)

3.9

ワンシチュエーション、長回し、会話劇、好きな物しか詰まってません。

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.6

銃に指をかけたまま構えるのは危ないって我が物顔で語っていた友人をふと思い出しました。

めまい(1958年製作の映画)

3.8

化粧と髪型でこんな女の人って変わるんだ…映画。
超常的なオカルトかと思わせておいて現実的なミステリーに帰結していく話(逆もまた然り)は大好物です。
ウッカリが過ぎるぜ!!な人物が多いよねヒッチコック作
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裏窓(1954年製作の映画)

3.8

鑑賞中、覗きワンシチュエーション物を何本が思い出したが結局原典がNo. 1ですね。
顔が見えない同士のラストシーンが良い。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.0

前作で不満だった面の多くを補ってくれたファンタスティック・ビースト第2弾。
正直、詰め込み過ぎの脚本は過多を起こして渋滞を起こしているし、その所為でキャラの心情を描けておらず葛藤は伝わらないし、主人公
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.4

劇場で観て以来の再鑑賞。邦画のオールタイムベストに入る位大好き。
「少年と男」が主題の映画に外れ無し。
飽くまで、主人公が事件を調べるのが「少年の為」であるのが素晴らしい。
そして、その少年の事件への
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.6

ハリーポッターと賢者の石を映画館で観て以来の映画館で観るハリーポッター・シリーズ。新作公開前にリバイバルしてくれるのは新参としては凄く有難い。
久しぶりに「IMAXの3Dで観て良かったな」と思えた映画
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

3.6

「省略の美学」をこれでもかと堪能出来る映画だったが、それと同時にかなりの眠気と闘わなくてはいけない映画でもあった。
終盤の俯瞰の俯瞰的な構成には謎の興奮を覚えました。
「知覚は出来ないが、確かにそこに
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

ヴィルヌーヴ監督未続投、ヨハンソン死去の不安を打ち破る完璧な続編。
「アッサリしている」とすら感じる緊張感のある銃撃、戦闘描写はそのままに「シカリオ」達の終わらない、終わりが見えない闘いの続きを描く。
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.7

「ああ、終わってしまうんだなぁ」という感慨深さは感じたが、展開に肩透かしを喰らった不満の方が大きい。
シリーズを通して因縁が根付いた敵達との決着があんな感じで付いてしまうのは頂けない。
シリウスの死亡
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.9

魔法バトル、構図、色調に関してだけ言えば(シリーズ最終作だから当たり前かもしれないが)シリーズでも頭一つ抜けている。
今の時代の映画と比べるのも変な話だが、インフィニティ・ウォーの様に「前後編のクリフ
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ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆(2015年製作の映画)

3.9

ハリウッド産登山映画の「エベレスト3D」等に負けず劣らずの登山シーンを根幹に、韓国映画独特の間で笑わせる日常パートがしっかりと泣かせてくる中盤以降の展開とガッツリと噛み合っているドラマを適切に散りばめ>>続きを読む

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.9

ハリーポッター版「帝国の逆襲」じゃないですか…。
冒頭からお葬式モード全開のダークさが良い。
「アズカバンの囚人」以降、ジワジワとダークファンタジー寄りに傾いて行ったが、本作で一気に加速した様に感じる
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.3

自分達の居場所や物を取られた、という意識を持ち移民(本作では不法だが)を憎むアメリカ人という立ち位置は今のアメリカを象徴する物ではあるが、それにしても人物造形が甘い。
モーガンと犬というセットは最高だ
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.9

魔法省、ヴォルデモートという2つの存在によりハリー達にとって(観客達にとっても)「楽しい場所」である魔法学校が崩壊していくシリーズ作では必ず出てくる「居心地の悪い」一本。
前作はシリーズの丁度真ん中で
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.1

周りから良い評判しか聞かないので予定を繰り上げて鑑賞。まさか涙を流す程ハマってしまうとは思わなかった。
Queenの熱狂的ファンでは無く(だから史実は〜と言った目線が入らず楽しめたのかも)アルバムを聞
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.1

ハリーポッター思春期編に突入。
魔法校対抗戦という「魔法学校楽しい」をベースに、遂に真打登場の「ヴォルデモートとの因縁」を絡める理想的な物語構成に大満足。
それだけで前作の不満の大方が解消された。
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続・終物語(2018年製作の映画)

4.3

「化物語」以降、全ての物語が「化物語の補完」という立ち位置だったのに本作は更に「化物語の補完の補完」と言うファン向けに特化し過ぎた作りで僕は大満足です。
舞台挨拶中継付きだったのだが僕が一番ダメージを
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テルマ(2017年製作の映画)

4.0

ホラー映画かと言われたら困ってしまうが、スリラー映画の傑作である事は変わりない。
同性愛と超常を同一に描き「自分が何者であるかを受け入れる物語」として描いたのが素晴らしい。
序盤でのレストランで主人公
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

「日本の漫画原作映画に求めているのはコレ」と心の底から思えるスーパーナチュラル・ガンアクション映画。
「マトリックス」「マン・オブ・スティール」の系譜のアクションをやっちゃおう!という点では正直邦画の
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.7

本作の謎解き部分の最大の山場であろう「屋敷」のシーンがコントみたいで拍子抜けしてしまった。魔法使い達が二人がかりで「逃がさねえぞ!」と羽交い締めにする押し問答はシュールにしか映らない。
何となく盛り上
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.6

ワイティティ監督、実はウェス・アンダーソン系統の監督なのか…?
かなり初期から主人公が心を開くヌルヌル進む展開が良い。

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.6

トム・ハーディのやり過ぎだとさえ感じる即興演技を楽しめるヴェノム単独実写化作品。
R15版を想定して撮っていた(そして編集で切った)としか思えないボリューム感と構成がかなり気になった。唐突に芽生えたと
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