殴打され充血する眼球、絶妙な身体の部位に当たる銃弾、硬派なホラー描写、独特の幽霊感、そして戦争。純度100%のデルトロ・ホラーファンタジーに大満足です。
予算や技術の問題で本作で出来なかった事をやりき>>続きを読む
クローズゼロや悪の教典でも思ったのだが高校を美術でメチャクチャに出来るのが本当に羨ましい。
屋上に立つ新井浩文の早回しラストシーン、「役者って大変だな…」という思考が邪魔して急に現実に引き戻されてしま>>続きを読む
ウディもステイサムもスキンヘッドの方が格好良さが増す。むしろ毛髪が魅力を阻害している。
本作の個人的な主人公はダウニーJr.です。
冒頭の「裸足」の時点で心を鷲掴みにされた大傑作ホラー。
タイトルへの入り方が最高な映画に外れは無い。
第1幕目は恐怖控えめの「説明」に終始し、2幕目から3幕目までノンストップの構成が素晴らしい。
序盤>>続きを読む
冷静になると「は?」としか思えない展開と、冷静にならなくても「は?」としか思えない展開を「ロック様パワー」でねじ伏せる正しいバカ映画。
観客にツッコミを入れさせまいと先制で言ってしまうダクトテープネタ>>続きを読む
主要人物、脇役、物語の骨格、テーマ、舞台、監督、全てがアジアな正に新時代を感じさせてくれる秀作。
ラブコメを普段あまり観ないので他作品と比較が出来ないのだが、そうしたアジア要素を抜きにしても非常にスマ>>続きを読む
ジャケットだけで「SFだろうなぁ」くらいの判断で観たので、蓋を開けたらスーパーが舞台のSF青春物でビックリ。
中盤までの凝った回想への入り方が物凄い好み。
家族で始まったのに終盤までその家族が再登場しないせいか、主人公に人間味や実在性を感じられないのが良い。
物語の主人公は屑に限る。
「冗長だなぁ」と感じてしまう編集もあれば、銃撃と絵画のクロスカッティングが最高だったり「武の編集…良いのか?悪いのか?」な映画。
冒頭のキャッチボールと言い、ショートケーキとシュークリームと言い、武映>>続きを読む
自分たちの関係を、自分たち自身を偽ってきた物達の全てが瓦解しその先に至る終盤の展開が気持ちいい。
あの事件の後にスペイシーを観ると何とも言い難い気持ちになるし、作品の内容が内容なので歯痒さが増してしま>>続きを読む
小規模な物語構成の中でドローン戦争を描く秀作。
ドローンを題材にした戦争物は「ドローン・オブ・ウォー」等で観ていたので映像的に真新しさは無いのだが、観客を登場人物達と同じ目線に立たせるカメラワークと編>>続きを読む
胸糞映画を久しく観ていなかったので忘れていたんですが、僕は胸糞映画が大好きです。
ギレンホールの演技が凄まじいのはいつもの事だが、個人的にはアーロンの憑依加減に驚いた。途中まで彼だと分からなかった程だ>>続きを読む
自己啓発本を無理矢理読まされた様な気分になる映画だった。
猫アレルギー持ちの僕からは「気合いでどうこうなる物じゃねえぞ!!」という事だけは伝えたいです。
画や戦闘の見せ方だけで言えば韓国版「ブラックホークダウン」。
ゴア描写としては普通だが「戦車に押し潰されて落とした砲弾諸共爆散」「戦車の砲撃で爆散」等、中々エグい死に様が良かった。
TOPが完全に幼い>>続きを読む
正直、2幕目まではそこまで面白くないがナタリーが完全に壊れて円熟を果たす3幕目の面白さが異常なので大好きな映画だ。
やはり面白い映画の要素に「ホラー」は不可欠。
主人公のマシンガン・悪口が発揮されてからが本番。
おつむが足りないステイサムも素敵。
ほぼ素の大泉洋と物量の多い会話劇の相性が良い。
情緒的になれない、アッサリした演出が余り上手くいってない様に感じた。
この映画の戸田恵梨香の綺麗さを「無限の住人」でも観たかったです。
これも又、随分と変な映画なんだけど最後まで楽しむ事ができた。
思った以上に原田監督と相性が良いのかもしれない。
前半の身内口論イライラ役所広司も良いし、後半のグダグダ突入作戦も良い。
間の抜け方が絶妙>>続きを読む
MCUは基本的に無条件で面白いと思ってしまう自分でも微妙な出来だと感じるソー2作目。
劇場で観て以来の再鑑賞だが、やっぱり微妙。
駄作ではないけど、微妙。
制作裏のゴタゴタが聞こえてきた映画だし色々あ>>続きを読む
子供の頃、死ぬほど観たアニメが「となりのトトロ」と「くまのプーさん」だった自分の観たかった物を十二分に満たしてくれた映画だった。
贔屓目線を抜けば全体的にも凡庸な作品だったが、OPが今年観た映画の中で>>続きを読む
「タクシー運転手」「26年」と一緒に観たい韓国民主化映画の傑作。
制作者達、役者陣からの「忘れてなる物か」という強烈な執念を感じた。
豪華俳優陣が演じる主人公達の物語をリレー形式で繋いでいく構成が良か>>続きを読む
木曜洋画劇場で出逢って以来、僕の心を掴んで離さない「プレデター」の待望の新作はフェチズムを刺激し続ける最高の映画だった。
荒くれ者達のチームアップ、ブロマンス、下品だが小気味で心地よい会話、頭を潰し腕>>続きを読む
「ザ・プレデター」前にシェーン・ブラック作品を観ようと思い劇場以来の再鑑賞。
劇場では結構ガッカリしたのだが「こういう内容である」と認識していたお陰か、普通に楽しめた。
「スーツを着ればアイアンマンに>>続きを読む
正直、あまりツボにハマらなかったのだがラストシーンに心掴まれたので結果的に「面白かったな」で終わった。
終わり良ければ全て良し。
多分、石田監督は「高低差」が好きなんだなぁ。
ソニックのゲームステージみたいな舞台設定が良い。
怪獣映画とサメ映画とステイサム映画の3軸を全て損なわず成立させた最高の夏映画。
マスクをしてた意味があったのかわからない冒頭から、シャワーでのサービス筋肉、子供との微笑ましい触れ合いとステイサムスマイ>>続きを読む
「俺、アニメを楽しめなくなってきてるのか…?」と不安になってしまった。
久しぶりにディレクターズ・カット版を観たが流石に長過ぎて疲労が…。
その長さの末に観るあの結末は何度観ても最高。
「父親達の物語」を軸に「容赦ない手数のアクション」と「容赦なく犠牲者が出る展開」に「誰も救われない結末」と「これぞSPL!!!」なシリーズ第3弾。
「最強」が敗北するあの瞬間を味わえるのもSPLの魅力>>続きを読む
正直、かなり変な映画だったし唐突に脇が甘くなる登場人物の行動が気になる脚本だったが全く飽きず楽しむ事が出来た満足感の方が大きい。
3章仕立てで1章以降は検察物ですら無くなるアンバランスな構成が逆に良か>>続きを読む
冒頭の小気味よい会話をカット割り割りで編集する食事シーンが最高。
中学生から大人まで演じる宮崎あおい、年齢を超越してる化け物なのでは?
排水口の補修工事の諍いから始まった些細な争いが、国に根深く傷を残している難民問題や内戦問題へと発展していく秀作裁判劇。
一級品の裁判劇の中で2人の主人公のバックグラウンドが明かされて行き、差別し憎悪し>>続きを読む
構図やシチュエーションや舞台設定から感じる「庵野、押井と節操なく影響受けてます」が非常に好印象。