ぷかしりまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

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粘土をこねながらみた
前半の気が触れちゃってる人たちの掛け合い楽しかった。コワスギ唯一の良心である市川もそっち側の人間になってしまってツッコミ不在

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

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コワスギシリーズ、アマプラに来てます
このシリーズの、暴力で怪奇を倒すっていう発想大好き。「コックリに暴力は有効なんだ」ってとこ、そしてこっくりさんが「ころす」ってやろうとするのに対抗して無理やり「こ
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メルビンとハワード(1980年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

観終わってから、じ〜んと愛おしい気持ちが続いている。

まず主人公の男がラブリーだ。妻が偶然得た大金を憧れだったランボルギーニとフェリーで使い果たしちゃったり(これは投資なんだ!て、な訳あるか)、サン
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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝(2022年製作の映画)

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全体的に良い映画であるけれど、屁の使い手忍者の演出が最悪だった。発想は面白くて、扇風機で悪臭を送り返して戦うのも笑えるが、放屁の効果音が下劣すぎる。イヤホンで聴いてて不快だったし、劇場のスピーカーでブ>>続きを読む

教育と愛国(2022年製作の映画)

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考える材料として殿堂入り。小さい頃は教科書って絶対正しいと思ってたけど、そうではなく、教科書ごとに研究者による見解の相違があり、内容には政府とのせめぎ合いが続いている。

学術研究を踏まえて、戦争加害
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狼の時刻(1966年製作の映画)

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欲情する男女をニチャニチャ笑いながら見つめてくるリッチなじじいとばばあ。畳み掛けてくる悪夢がとても気持ち悪い映画だった。
解説音声付きで2回目を観たいよ。

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

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過去に起きた共産主義者の大虐殺を再現した映画を作ろうとする、インドネシアのプレマン(ヤクザ)たちのドキュメンタリー。彼らは大虐殺の実行犯であり、映画を作るにつれて自身の記憶と向き合っていくようになる(>>続きを読む

キングダム(1994年製作の映画)

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全3部作、一作ごとに5時間…
さすがに疲れて何も感想を書きたくないよ笑
おとぼけ降霊医療ドラマ。ジャケから思ってたのと違う。かなり良かった
ネトフリとかで配信してほしい

追記
夏の劇場寒すぎ。ラース
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

親友が命を絶った原因が、彼を遠ざけた自分にあると認めてしまうと、すべてが崩れてしまう。だから家の手伝いをしたりホッケーをしたり、徹底的に毎日の忙しさに没頭することで、彼の死を悼むことを避けるけれど、苦>>続きを読む

さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原爆の図丸木美術館に行ったときに知った事実のひとつは、原爆が投下されたときに、自分の命のために愛する人を見殺しにして生き延びなければならなかった人々の姿だった(それがほんとうの原爆の時の姿と書かれてい>>続きを読む

賢いお金の使い方(2022年製作の映画)

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お金をどういう用途で使いたいのか考え、外食やちょい買いなどの無駄遣いを減らし、貯金したり投資しようという話。

そのためには口座を分割させて自動振り込みにすること、家系用/個人の支払い用/買い物用/緊
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乱世備忘 僕らの雨傘運動(2016年製作の映画)

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引用
雨傘運動 2017年3月の香港行政長官選から民主派の候補者を事実上、排除する制度を中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会が14年8月31日、一方的に決めたことに反発した若者を中心とした香港市
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シュヴァンクマイエルのキメラ的世界(2001年製作の映画)

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粘土をこねながら見てた
「僕たち夫婦はアーティストだから、お互いの作品には干渉しないんだ」ってインタビューで言った後、展示方法で揉めてんのよかった ズッコケ
セックスのストップモーションアニメ撮影のと
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サウルの息子(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ランズマンの『SHOAH』はホロコーストの表象不可能性についての作品であり、想像を絶することについて提示しない(アーカイブの不使用)という選択を行った。ジョアン・スファールが語るように「見るに堪えるも>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

圧倒されて、感想を書くのがためらわれた。しかし寝て、次の日になると思考の整理がついてきたように思えるので、ぽつぽつ自分が思ったことを書こうと思う。

たんなるファンタジー作品ではなくて、生命への慈しみ
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リーベンクイズ/日本鬼子 日中15年戦争・元皇軍兵士の告白(2001年製作の映画)

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「被害の体験は語り易いが、加害の体験は語り難い。しかし加害体験こそが戦争の真実、人間の弱さと恐ろしさを明らかにし、再び過ちを繰り返さぬための歴史の教訓を伝える。」冒頭のことばを引用
『ショア』が語るの
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コルチャック先生(1990年製作の映画)

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ここ最近コルチャック先生についての書籍を読んでいる(特に井上文勝著『子どものためのコルチャック先生』という絵本をおすすめします)。
先生は医者かつ、子どものための戯曲や絵本を作る芸術家であり、孤児院の
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マイケル・ムーア in アホでマヌケな大統領選(2005年製作の映画)

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邦題とジャケが最悪。これは合衆国憲法で保障された言論の自由についての作品であって、アホでもマヌケでもない。また、でかでかとプリントされたマイケルムーアはほとんど出てこない。というのも、これは大統領選挙>>続きを読む

13th 憲法修正第13条(2016年製作の映画)

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もっかい見る

暴動へといたる表現
※デモとテロを混同する傾向が強まっているので、デモを弾圧する機運が高まっているが、言論の自由と暴力は区別されるべき
しかしなぜ抗議デモの激化につれて、彼らは自分たち
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SHOAH ショア(1985年製作の映画)

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第1部
ランズマンによるホロコーストの表象不可能性についての作品。ゴダールが「私が撮りたかったのは強制収容所についての映画である」(映画史)「映画は強制収容を撮らなかった時点で歴史的責務を失った」(ゴ
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ドナルドのお料理(1941年製作の映画)

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ぷは寝言で「絵うますぎやろ」と言ったそうだが、同じことを思ったよ。
現実では絶対あり得ない動きをするアニメってほんと面白いな〜!あんまり見たことないからカップヘッドくらいしか知りませんでした。糊入りワ
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HUNT/餌 ハント・エサ(2016年製作の映画)

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ライオンさん🦁との知恵比べ映画(^_-)
血に飢えたライオンさんは1人でも多く殺るべく、アムステルダムを天翔る!

捕獲部隊が無能すぎて街に逃げたライオンが、音もなくしれっとトラムに乗り込んでいた場面
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

画面の色味と美術が良かった!全体的にとても良かったけれど、クロスアップで泣き顔を映すとか主人公がオカマバーで踊るところのスローモーションとかラストシーンのダンスで回想挟むところとか演出が所々くどくても>>続きを読む

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

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たのしかった!先の読めない展開と暴力表象が必要最低限なところが好き。濃淡がはっきりとしててかっこいい
2ちゃんの洒落怖(ヒッチハイク)に影響を与えたに違いない…と思って調べたら2ちゃんの方が映画化する
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こまねこ はじめのいっぽ(2003年製作の映画)

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ほぼ日曜日でこまねこの展示会が開催されていて、それをきっかけに見てみた。もこもこのストップモーションアニメ。ほんとうにキュート!

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

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めちゃくちゃ寝落ちしてしまったのでマーベルは肌に合わないということがわかった。「俺の船が不潔だと?ブラックライトで照らしたら芸術の世界だぜ」という屁理屈は、ブゴウスキーのパルプp. 180「誰かが俺の>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

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黒人であり女性であることの不利益が繰り返しよく描かれていた。人種で分けられたトイレのために何度も往復して走ること、そして側溝にはまるピンヒール。

今作に対し計算係の上司(白人男性)が黒人女性に対する
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マスク(1994年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公の悪はそれよりも圧倒的な悪によって矮小化される。預金者の金でリムジン乗ったことがパーになってるからね。何か責められたときに、このアメリカンテクニックを活かしてみたい(^o^)
ヒロインの引き立て
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死霊伝説(1979年製作の映画)

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私が小学生の頃、夏休みスペシャルでグーニーズがテレビ放映されていたが、そういう目的で作られたテレビ向け作品だ。
テレビ放送だと視聴者は鑑賞を選択する訳ではないので(目に入ってしまうこともある)、子供が
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ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

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チェスターベニントンが出てるところだけ見た。こういうの苦手だと思うって言われたが、確かにすすんで見たいような映画ではない。チェス出てきたら片目を開けてみた
演技派なのにアドレナリンとかソウとかオフザケ
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夜と霧(1955年製作の映画)

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辛い作品ではあるが、トリュフォーが語るように絶対に見るべき作品だ。

この映画はホロコーストではなく強制収容そのものについて描き、ナレーション(テクスト)で一人称を避けることなどから、普遍的な記憶にな
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カスパー・ハウザーの謎(1974年製作の映画)

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言葉を知らないカスパーが目を見開きながら涙を流すところが、言葉では表し尽くせない感情の表出になっていて印象的だった。主演のブルーノSはなぜこれほどに観る者の心を締め付けるような演技ができるのだろうと思>>続きを読む