天豆てんまめさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.9

[ロサンゼルス12日ロイター] より

「ワイルド・スピード」シリーズで知られる米俳優ドウェイン・ジョンソン氏(48)は12日、国民から支持が得られるなら大統領選に出馬する考えを示した。

テレビ番組
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

今、1番続編が楽しみな日本映画。

東映の迷い道を長年眺めてきたが、東映の生きる道はここにある。いや、ここにしかない。

企画とプロデューサーの2人もよく知っているが、もうここにしか鉱脈はないと腹を括
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

辻村深月の小説を河瀬直美監督が映画化して、河瀬監督では「あん」と並ぶ深く伝わりやすいヒューマンドラマだと思う。

一度は子どもを持つことを諦めるが、特別養子縁組により男の子を迎え入れた夫婦。

夫婦役
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LIFE!(2013年製作の映画)

3.8

この作品は当時、予告編を観て、好きそうなタイプと思っ、劇場に足を運び、映像も美しく、展開もポジティブで良いのだが、事前の期待値が大きすぎた故に、当時、さらりとし過ぎているかな、、って感覚を持った。>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.8

シャーリズ・セロンの強靭な戦闘力が半端なくて、ボコボコに殴り、殴られ、投げて、投げられ、撃ち、撃たれ、ボロボロになって闘い続け、どんだけ根性あるんだと、唸ってしまう。傷だらけの裸で氷風呂で魅せる隆々と>>続きを読む

マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり(2015年製作の映画)

3.8

サイモン・ペグとレイク・ベルの風変りなロマコメ、2人の丁々発止、開けっ広げな会話の応酬がいい。

レイク・ベルは、駅構内で別の女性の待ち合わせ目印となる本を持っていた為、サイモン・ペグに声を掛けられる
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

4.0

最終3部作の序章への決意が溢れた快作だと思う。

冒頭のキューバの雰囲気も最高で、そこで魅せるリラックスしたドミニクとレティの生活、そしてカーチェイスバトルで気持ちも盛り上がる。

その後の3大シーク
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ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

4.2

ポール・ウォーカーの悲劇を通じて、現実と映画世界が分かち難く結びついて、多くの人にとって忘れられない作品となった本作。私もそうだし、世界中の人々もそうだと思うけど、やはり再見しても涙が出てしまう。>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.7

日常から非日常へ一気に駆け抜ける。アウトロー女性2人の逃避行アクション。

悲劇の連鎖が畳みかかるほど、彼女たちの生命力は強くなり、輝きを増していく。

切なさと解放感に満ちたクライマックスが印象深い
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ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.9

シリーズ化にありがちなマンネリに陥らず、毎回、限界突破するワイスピは本当に凄いと思う。

本作はシリーズの中でラブストーリーの要素が強く、そこが魅力を高めていると思う。

同時にシリーズを追うごとに、
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.1

私的にはシリーズの中で一番好きで最高傑作だと思っている。1~4までどうにか紆余曲折頑張って来て、5になって突き抜けたという感じだろうか。ワイルド・スピードが家族と仲間の愛の物語であることがこの作品では>>続きを読む

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.8

ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが「ワイルド・スピード」1作目から9年掛かって、再度タッグを組んだ作品。「1」から随分時間が経ってしまったけど、「4」から盛りがっていく初めてのシリーズだと思う。>>続きを読む

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年製作の映画)

3.3

後日、時系列が未来でシリーズの一連の作品だと分かるものの、やはり番外編的なニュアンスが強すぎる3作目。

ハリウッドが描く面白TOKYOを楽しむ映画だろうか。北川景子せっかく出てるのに、取り巻きの1人
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ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.5

「2」はヴィン・ディーゼル不在の落差感と、パトカーとの追いかけっこやマフィアとのやりとりがステレオタイプで、「1」の7割減と言った感じ。

デヴォン青木が女性レーサーで出ているけど、最近見かけないよう
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.6

今、改めて観ると、しみじみ、ヴィン・ディーゼル扮するトレットと、ポール・ウォーカー扮するブライアンの友情の始まりが沁みてくる。

ジョーダナ・ブリュースター扮するミアの初々しさ、ミシェル・ロドリゲス扮
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.3

‘破’はサービス精神満載で滅法面白い。
公開当時のインパクトと興奮を覚えている。

ただ、全てを見終えて今思うと、エヴァの世界観や先の読めない展開も去ることながら、各キャラクターへの愛着が心に定着して
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クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)

3.6

ダイアン・キートンの良さが光る群像劇。

クリスマスイブの1日の大家族のそれぞれの物語が収束していく。

冒頭シーンが好きだった。音楽と雪景色がマッチしていて、楽しい作品の雰囲気が伝わってくる。犬がは
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.1

全身がポジティブな感慨に包まれる。
素晴らしい作品だと思う。

有人宇宙飛行に多大な貢献をした黒人の女性数学者たちが深い人種差別を受けつつ、卓越した知性と不屈の闘志で乗り越えていく。

この王道のサク
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.0

適材適所のキャスティングの勝利!

斜陽と逆転の狭間で足掻く出版業界のサバイバルゲームをテンポ良く楽しめる。意外性のあるクライマックスもいい。 

ただ、この映画もやっぱり手練手管の役者陣の演技合戦が
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.7

クズな男オールスター映画 笑

松坂桃李と竹野内豊のフェロモン出しまくりクズ 笑

松坂桃李のいやらしいキスは、えー、もう濡れ場専任男優に認定しましょう 笑

対する、ひたすらに汚らしい阿部サダ
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.9

全編に渡って繰り広げられる演技合戦を堪能する映画。

どアップ、睨み合い、顔芸を堪能する「半沢直樹」の福澤監督特有の画角。

野村萬斎のやり過ぎかと思える奇妙さがたまらなく癖になる。

香川照之の既視
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.0

これは本当に面白いTHEエンタメ映画。

ニコラス・ケイジとショーン・コネリーもエド・ハリスもそれぞれに魅力的でキャラ立ちし、タイムリミット迫るハラハラアクションとしても飽きさせない。

しかし、やっ
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.3

中島哲也監督作品で一番好きな作品。

松子扮した中谷美紀も一世一代の演技を魅せる。当時劇場を出た後、濃密なドラマと万華鏡のような映像乱反射に圧倒されて、くらくらしながら、しばし放心状態になったことを覚
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ファンシイダンス(1989年製作の映画)

4.1

周防監督のコメディセンスと本木雅弘のやんちゃぶりがマッチして全編笑える青春映画として大好きな作品。

趣味のバンド捨てて、恋人の鈴木保奈美(バブル感があっていい)に未練を残しつつ、実家のお寺を継ぐため
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裏アカ(2020年製作の映画)

3.7

一線を超えるものは何か。

SNSの裏アカウント。
通称・裏アカを持ってる人は多い。
そこでなされる本音の自己開示の危うさ。
自身の匿名性によって大胆になる。

そして歯止めが効かなくなる1人の女性。
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何者(2016年製作の映画)

4.0

昨晩、久しぶりにこの映画を観た。
今日は長男の入学式だ🌸

最近、私は何者の呪縛から卒業しつつある。

Q-One =Question One=何者

あなたはいったい何者ですか?

予告編のテンポ感
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愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

4.2

「ステラ」と並ぶ母娘ものの傑作。

デブラウィンガーとシャーリーマクレーンの娘母なんて、ずーっと観ていても飽きないほどに惹きつけられる。

そして搔きまわすジャックニコルソンのユーモア滲むインパクト。
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.1

イーストウッドが俳優+監督としてNo.1の金字塔映画。

偏屈な老人の中にある自分だけの正義が、アジア系の少年とその家族の危機を前にして、爆発するクライマックスは身が震えざるを得ない。

じわりじわり
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.8

父になりきれない父なる男の葛藤。

残酷な真実に翻弄される大人の物語を追いながら心はずっと子供たちの哀しみを捉えていた。

もし、万が一そんなことが自分の身に起きてしまったら、今まで育てていた息子を手
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幸せのちから(2006年製作の映画)

3.8

ギリギリから這い上がる生き様を眺める。

息子と地下鉄のトイレに泊まりたくない。
これは父親としてあまりに辛く哀しい。

ウィルスミスの心破れそうな怒りと哀しみに揺さぶられる。でも、彼は諦めず、走る、
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エール!(2014年製作の映画)

3.8

痛みを超えていく優しさのある映画だ。

私は聴こえる。家族は聴こえない。この大きな溝を超えていく物語が素敵だ。牛がいっぱいの農場。自然豊かですくすく育った感じが主人公のポーラにはある。

父も母も弟も
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

3.7

ステレオタイプの面白さという満足。

地球を救う男たちを描いたベタ~な映画。

展開分かりやすい。キャラ類型もいい。

スティーブン・タイラーの音楽耳について離れない。で、ヒロインが娘のリブ・タイラー
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.1

庵野秀明のプロフェッショナルの流儀を観て、改めて彼が命を削ってエヴァと生きていたか、エヴァを生きていたかが良くわかる。私がアニメシリーズを観ていたのは四半世紀前。新劇場版の序も13年前。新作を観てだい>>続きを読む

大鹿村騒動記(2011年製作の映画)

3.6

阪本順治作品 in 田舎。
老いても田舎で楽しむ世界がきっとある。

南アルプスの麓にある長野県大鹿村で数百年続く”大鹿村歌舞伎”
それに魅せられた大人(老人)たちの人生喜劇。

キネマ旬報ベストワン
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一度も撃ってません(2020年製作の映画)

3.7

阪本順治作品 in 都会。
老いても都会で楽しむ世界がきっとある。

都会の片隅のバーで繰り広げられるおかしな人間模様をにやにやと観る。
元名うての殺し屋と噂の老作家・石橋蓮司主演の地味さを掻き消す脇
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.8

佐藤健の切れ味と荒ぶる色気。
鈴木亮平の鬱屈するどもり喋りのリアル。
松岡茉優の変幻自在の芸達者ぶり。
佐々木蔵之介の意外性の狂気。

そして田中裕子の醸し出す圧倒的な存在感。

深い葛藤とトラウマと
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